【ひとりごと】or【どこかで誰かと話したこと】で、ほとんどがメモ代わりです。日記をはさみながら気になることや思い付いたことを色々と書こうと思いますが、かなり大雑把に書きますし、比喩表現を使いますので、専門の方からすると「変(正確でない)」と思われることがあるとは思います。また冷たい(厳しい)言葉を使う(らしい)ので、よく「冷たい人」と言われますから、その前提で読んでください。
【インフル】ある掲示板に書き込んだ記事(2010/01/25)
2010年01月31日 (日) | 編集 |
■■■2010/01/25(月)■■■
2010年1月20日、厚労省からインフルエンザが原因で10日から16日までの1週間に休校や学年閉鎖、学級閉鎖の措置を取った教育関連施設が693施設あり、前週(58施設)の約12倍となった。」との発表がありました。……【注①】
新型インフルエンザが収まりつつあるように思われたのは、年末年始で人の交流が少なくなっていたためではないか?と言う疑問が出ています。
また同日、厚生労働省から『19日時点の死亡者は計168人に上り、うち約7割(121人)が基礎疾患(持病)がある人だった』との発表がありました。
この書き方では、「基礎疾患がある人は、リスクが大きいので注意が必要」と読めますが、本来は「基礎疾患がある人は『特に』注意が必要」と読まなければなりません。
この発表を書き替えれば『19日時点の死亡者は計168人に上り、うち約3割(47人)が基礎疾患(持病)がない人だった』となりますので、「死亡者の3~4人に1人は基礎疾患がない人」ということになります。
恣意的に発表したとは思いませんが、書き方を変えるだけで印象は大きく変わります。
死亡者数については、例年の季節性インフルエンザと比較して得に多いと言うわけではありません【注②】が、これは啓発による対応によってリスクが低減されたためとも考えられます。
報道(発表)には報道側(発表者側)が意図的にバイアスをかけることが多々ありますし、意図しなくても書き方によってバイアスがかかってしまうことがありますので、注意が必要です。

【注①】
インフル休校693施設と大幅増 学校の本格再開で
【注②】
インフルエンザによる死亡者の推移

▼▼▼関連記事(続きを読むをクリックしてください)▼▼▼
[続きを読む...]
スポンサーサイト
テーマ:ひとりごとのようなもの
ジャンル:日記
【インフル】ある掲示板に書き込んだ記事(2010/01/18)WHOの発表から
2010年01月31日 (日) | 編集 |
■■■2010/01/18(月)■■■
2010/01/05に『新型インフルエンザは、例年の季節性インフルエンザより致死率が低く、怖くない』と言うマスコミ報道について、実際には『世界的に死者は増加していますし、日本国内でも死者は増えています』と言う内容を書きました。
このようなマスコミ報道に対して危機感を持ったのか、WHOが公式に情報を流しました。……【注1】
これによると「各国、あるいは全世界のパンデミックインフルエンザによる実際の報告された死亡者数を季節性インフルエンザにおける推計死亡者数とをよく比較しているが、そのような比較はいくつかの理由から信憑性が無く、誤った結論を招く可能性がある」としています。

【注1】
※参考:WHOのホームページ

■インフル患者6週連続で減少 厚労省「次週以降の動向見る」
■新インフルの死者最大1万6千人 米国内、当局が試算
■パンデミックインフルエンザA(H1N1)の流行状況-更新29
■新型インフル、健康成人へのワクチン接種早める
■米国民の2割、新型ワクチンを接種
■インフルで休校など58施設 厚労省「例年にない状況」
■インフル第3の治療薬「ラピアクタ」発売へ 
■タミフル服用 合併症予防には効果不明
■大流行宣言は適切 WHOフクダ氏が反論 
■輸入ワクチン、来月中旬にも接種開始
テーマ:ひとりごとのようなもの
ジャンル:日記
【インフル】ある掲示板に書き込んだ記事(2010/01/13)
2010年01月31日 (日) | 編集 |
■■■2010/01/13(水)■■■
鳥(強毒性)インフルエンザについての続きです。
2009/12/03に書いたように強毒性の鳥インフルエンザが、世界的に拡大している状況にあります。……【注】
しかしながら、現状のヒトに感染した場合の致死率が60%にも達する強毒性インフルエンザが、この毒性を維持したままパンデミックを起こすことは確率としては低いと考えられています。
これは、感染したヒトの60%が死亡するような強い毒性を持つウィルスでは、効率的に伝播することは難しいためで、このような場合には流行は早期に収束すると考えられます(一部で大きな被害は出ますが)。
鳥インフルエンザ(H5N1亜型)の怖いところを書いておくと、2004年2月に京都府でニワトリが感染した例では、養鶏所で作業をしていた58人を検査したところ、5人に抗体が見つかっており、そのうち1人はタミフルを事前に服用し、防護服やゴーグル、マスク等で防備していたにも関わらず感染を免れなかった点です。
また、鳥インフルエンザウィルスが感染するレセプターは肺胞にあるため、主に咽喉部に感染・増殖するヒトインフルエンザウィルス(季節性インフルエンザウィルス)とは異なり、肺炎等の症状を起こしやすいと考えられます。
その意味では、流行している新型(豚)インフルエンザウィルス同様、重症化しやすいものです。
感染力の強さや重症化する可能性を考えると、現在の新型(豚)インフルエンザとは異なり、「気を付ける」では対応不足となります。

【注】
※鳥インフルエンザについては、国立感染症研究所のHPが参考になると思います。
※国立感染症研究所のインフルエンザ情報全般
※国立感染症研究所の新型インフルエンザ情報

▼▼▼関連記事(続きを読むをクリックしてください)▼▼▼
[続きを読む...]
テーマ:ひとりごとのようなもの
ジャンル:日記
【インフル】ある掲示板に書き込んだ記事(2010/01/05)
2010年01月31日 (日) | 編集 |
■■■2010/01/05(火)■■■
再びマスコミが興味を失ったためか……新型インフルエンザについての報道が下火になっています。
12月22日に書いたように一部で『新型インフルエンザは、例年の季節性インフルエンザより致死率が低く、怖くない』との報道がなされたことも一因だろうと思います。
しかしながら、実際には世界的に死者は増加していますし、日本国内でも死者は増えています。……【注①】
新型インフルエンザについては、そのイメージから「マスクの着装」「手荒いの慣行」「早期に病院に行く」等の対処により現時点では拡大を防いでいる状況にありますが、これらを多くの人が止めた後でも同じ状態を維持できるかどうかは判断できません。
現状においては、これらの対処により季節性インフルエンザが抑えられている可能性もあります。
また、年末年始に海外旅行した人の中で、海外で新型または季節性インフルエンザに感染した人がいる可能性もあります(発症は今後と思われます)。
まだ暫くの間は、それなりの対応が求められます。

【注①】
2009/12/25現在:死者128人(うち基礎疾患を有する者93人)
新型インフルで岐阜の女性死亡 持病なし
新型感染の68歳男性死亡 名古屋
新型感染の30代男性死亡 熊本
千葉県で初の新型インフル感染死 43歳男性、基礎疾患なし
福井で新型インフルの男性死亡 40代、持病なし
大分で新型感染の女性死亡 高血圧の持病
新型感染の60代男性死亡 群馬、基礎疾患あり
新型インフルで中1女子死亡 栃木、基礎疾患あり

▼▼▼関連記事(続きを読むをクリックしてください)▼▼▼
[続きを読む...]
テーマ:ひとりごとのようなもの
ジャンル:日記
【インフル】ある掲示板に書き込んだ記事(2009/12/29)
2010年01月31日 (日) | 編集 |
■■■2009/12/29(火)■■■
2009/12/14に書いたことの余談です……。
新型インフルエンザの拡大に伴い、一時期、中華料理で使われる八角が値上がりしました。
これは、オセルタミビル(タミフル)が八角から採取されるシキミ酸から10回程度の化学反応を経て合成されていたことから、インフルエンザの拡大により需要が伸びると誤解した一部の人によるものです。
実際には、2009年現在、タミフルの発売元のロシュ社は、シキミ酸を遺伝子組替えによる合成により量産していますので、八角の価格高騰がタミフルに影響することはありません(中国では一時期高騰しましたが……【注】)。
また、この時期に「八角がインフルエンザに効果がある」と言う噂が飛び交いましたが、オセルタミビルとシキミ酸は全く構造が違う化合物であり、八角は単なる材料にすぎず、八角を食べてもインフルエンザへの効果はありません。……【注2】

【注1】
※参照:タミフルじわり高騰…主原料「八角」価格が急上昇
【注2】
※八角の効能は、血流を良くしたり消化を助けると言うものです。生薬配合の風邪薬にも漢方薬は使われていますが、桂皮や葛根が一般的で八角はあまり用いられません。

■新型インフルのワクチン輸入、承認方針…厚労省部会
■新型インフル、ワクチン接種で第2波封じ
■新型感染症の予防接種、公費で負担…法改正へ
■季節性接種後に新型ワクチン、予防効果アップ
■タミフル耐性の鳥インフル、国産新薬が効果
■死亡男性からタミフル耐性 新型インフル感染
■イヌが新型インフル感染 米で初、飼い主も罹患歴
■死者1万1千人超、新型インフル 世界全体で、WHOまとめ
■新型インフル対策奏功か、12感染症が激減
■タミフル耐性鳥インフルに国産新薬が効果
テーマ:ひとりごとのようなもの
ジャンル:日記
【インフル】ある掲示板に書き込んだ記事(2009/12/22)
2010年01月31日 (日) | 編集 |
■■■2009/12/22(火)■■■
新型インフルエンザについて、巷に様々な話が出ており、どういうわけか色々と聞かれます(それが、ココに書いているものの元だったりします)。
先日、知人同士の話で『新型インフルエンザは、例年の季節性インフルエンザより致死率が低く、怖くない』ということを話していました。
詳細を聞くと、そのようなことをテレビで報道があったとのこと。
曰く、『医療体制が整っている国では、例年の季節性インフルエンザと比較しても怖くない』とか『全体的に過剰反応している』と言うような内容だったとのことです。
そのような傾向は、世界的にも発生しているようです。……【注1】
確かに過剰反応していないとは言えない面もありますが、『致死率が低い』ことを以て『怖くない』と言うのは乱暴な表現です。
致死率については、『過剰な反応』をしているので、例年の季節性インフルエンザの場合には「風邪だろう」で済ませていた症状であっても病院に行ってみるため、感染しているものの放置していても問題のない者も母数に入ってきます(このような者は、例年の季節性インフルエンザでは病院に行っていないと考えられます)。……①
また、同様の理由により軽症の段階で病院に行くため、重症化しないことも一因としてあります。……②
これらから言えるのは、【致死率が低いのは新型インフルエンザが例年の季節性インフルエンザと比較して弱い】からではなく、過剰に反応した結果として例年とは意識の持ち方が違うためと考える方が妥当です。
要は、①から母集合が異なると言うことができますし、②から低リスク段階で処置を受けているため例年とは受診者の状態が異なると言うことです。
さらに、ここで言う致死率は「新型インフルエンザにより直接死亡した者」を前提としていますので、他の病気を併発した場合には算入されていないことも考えられます(当然、死因が特定できない場合も同じです)。
したがって、致死率を以ての単純な比較は意味がありません。
統計数値を見る場合には、このようなことがありますので、前提を揃えておく必要があります。……【注2】
一方でWHOが騒ぎすぎだった(日本のマスコミも同じ)可能性はありますが、これについては今後の詳細な研究で「本当に危険だった」のか「本当は危険性は低かったのか」が明らかになると思います。
それまでは、リスクが存在することとして行動するのがベターと思います。

【注1】
伊、ワクチン接種率低く廃棄も 新型インフル(2009/12/15)
【注2】
前提が揃っていない統計数値としては、「癌による死亡者数が増えている」と言うのも同じです。
実際の数値としては確かに増えていますが、年齢調整死亡率で考えると減っています。
年齢調整死亡率は、『人口の年齢構成による影響を排除したもの』ですから、『異なる年齢構成の集団を比較できる有用性を持っている』数値です(時代による推移を考える場合に有効)。
癌は加齢(老化)によるものが多いことから、本来の病気としての癌を対象とする場合には、老化を要素から取り除く必要があります(統計の基準を変えなければ、老人が増えれば癌患者は増えますし、癌死亡者数は減ることはないと言うことです)。
これは「老人が少なく、若者が多い時代」と「老人が多く、若者が少ない時代」を単純に比較することはできないことを意味しています。
このように統計処理には、環境という要素を揃える必要がありますが、その作業をしていないものが多々ありますので注意が必要です。

▼▼▼関連記事(続きを読むをクリックしてください)▼▼▼
[続きを読む...]
テーマ:ひとりごとのようなもの
ジャンル:日記
【インフル】ある掲示板に書き込んだ記事(2009/12/14)
2010年01月31日 (日) | 編集 |
■■■2009/12/14(月)■■■
抗インフルエンザ薬について2009/11/28に書き込みしましたが、ニュース等を見ているとタミフルやリレンザについて一部で誤解するような表現がされているので追記しておきます。
タミフル・リレンザは、一般的には「インフルエンザ治療薬」と言われており、そのように報道されていますが、実際にはインフルエンザを治療するような薬効はありません。
これらの薬の効果は、『ノイラミニダーゼ という酵素を阻害することにより、インフルエンザウイルスが感染細胞からきちんとしたエンベロープを形成して出てくるのを阻害する』と言うものです。
要するに『インフルエンザウイルスが感染した細胞内に(わかりやすく言えば)閉じ込められる』と言うのが薬効です。
もっとわかりやすく書けば『ウイルスが新たに拡散するのを阻害する』と言うことであり、これらの薬には既に増殖したウイルスを失活させる効果はありません。
したがって、タミフルやリレンザを服用しても、その時点で既に体内に存在するウィルスについては免疫により自力で対応しなければならないと言うことを忘れてはならないと言うことになります。

■新型インフル、死者1万人に迫る WHO集計
■新型感染者の18%が無症状 大阪、関西大倉高で抗体検査
■インフル患者の報告大幅減 厚労省など集計
■入院中の免疫抑制状態にある患者から検出されたオセルタミビル耐性ウイルス パンデミック(H1N1)2009-briefing note
■「品質の問題考えにくい」 英社ワクチンで厚労省
■ワクチン副作用、加政府「成分に問題なし」
■カナダ製ワクチン副作用は一部…厚労相 
■ワクチン輸入、慎重に進める 新型インフルで厚労相
■インフル異常行動、6割が目覚めた直後に
■米のインフル流行地域、減少続く
■新型インフル、流行の年齢層広がる
■新型ワクチン健康被害、救済制度スタート
■新型インフル、死者8768人に ハイペースの増加
テーマ:ひとりごとのようなもの
ジャンル:日記
【インフル】ある掲示板に書き込んだ記事(2009/12/09)
2010年01月31日 (日) | 編集 |
■■■2009/12/09(水)■■■
現在、流行しているインフルエンザを「新型インフルエンザ」と呼んでいますが、医学的に特別な理由があって「新型」と呼んでいるわけではありません。
この種の疾病について、スペイン風邪(1918年)、アジア風邪(1957年)、香港風邪(1968年)、……等のように「発生地名」を付して呼ぶことが多いため、通常であれば『メキシコ風邪』または『アメリカ風邪』と呼ぶのですが、今回はアメリカ・メキシコが猛反発していることから「新型インフルエンザ」と呼んでいます。
WHOでも「pandemic 2009」と呼んでいます。
また、一般的に豚インフルエンザとも言い、強毒性と言われる鳥インフルエンザと区別していますが、現在、流行しているものも鳥由来のインフルエンザには変わりありません。
鳥インフルエンザウィルスとヒトインフルエンザウィルスでは、レセプターが異なっている(鳥:α2→3結合/ヒト:α2→6結合)ため直接には感染しませんが、豚にはα2→3結合・α2→6結合の両方が存在するので、鳥由来・豚経由で感染することになります。……【注】
したがって、今と同じ考え方で行けば、強毒性の鳥インフルエンザがパンデミックを起こした場合においても突然変異が起きなければ「豚インフルエンザ」になります。

【注】
※ヒトの一部には遺伝的にα2→3型の糖鎖を持った人も存在することも報告されています。

■ノルウェーで確認されたウイルス変異の公衆衛生上の意義 パンデミック(H1N1)2009-briefing note その17
■2009/10インフルエンザシーズンに推奨されるワクチン株
■2009/10シーズン初のインフルエンザウイルスAH3亜型分離
■新型インフルエンザ感染が証明された劇症型溶血性レンサ球菌感染症の1例
■インフルエンザウイルス分離・検出速報
■新型インフル、入院1万人突破…最多は5~9歳
■北米の新型インフル感染、第2波がピーク超え
テーマ:ひとりごとのようなもの
ジャンル:日記