【ひとりごと】or【どこかで誰かと話したこと】で、ほとんどがメモ代わりです。日記をはさみながら気になることや思い付いたことを色々と書こうと思いますが、かなり大雑把に書きますし、比喩表現を使いますので、専門の方からすると「変(正確でない)」と思われることがあるとは思います。また冷たい(厳しい)言葉を使う(らしい)ので、よく「冷たい人」と言われますから、その前提で読んでください。
【社会】制度と文化 #02
2011年04月28日 (木) | 編集 |
前回【注①】の続きです。

わかりやすく言えば、「制度は文化の上にしか成り立たない」ということです。
北欧の福祉制度は北欧の文化の上にしか成り立ちませんし、アメリカの自由競争はアメリカの文化の上にしか成り立ちません。
日本の家元制度もそうですし……そういうものは世界中にはたくさん存在します。

よく「日本流にアレンジして……」という話を聞きますが、それは集団(組織や社会)に余裕がある時には可能でしょう。
アレンジして日本文化に合うようになるまでには、それなりに時間を要します。
その間、不具合を許せるだけの余裕があるのかどうか?の問題です。

ここを考える際に必要となるのが、本来は「Risk Management」です。
Risk Managementは時間軸を考慮に入れて、メリット/デメリット、ベネフィット/リスクを比較します。【注②】
ただ、この考え方を集団に導入すること自体が、かなり難しい作業です。
そういう意味では、集団に余裕がなければキチンと導入することはできません。

これまで日本が「日本流」にアレンジして制度を作り替え、運用できたのは、高度経済成長やバブル等で社会に余裕があったからです。
その時代と同じ感覚で取り組めば、成功例は失敗例よりはるかに少ないでしょう。

また前回、『異なる文化圏の制度を取り入れる場合、その根底にある文化の概略を抑えておかなければ、メリットよりデメリットの方が大きくなります』と書きましたが、制度をアレンジする場合にも同じことが言えます。


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【注①】
 ※参考:【社会】制度と文化 #01
【注②】
 ・この辺りの考え方は別項参照。
 ※参考:【Risk Management】
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【政治】民主党政権 #03-29(政権運営)
2011年04月28日 (木) | 編集 |
ブーメラン』は管首相に貼られたレッテルでしたが、それが枝野幸男官房長官にも伝染したようです。
枝野官房長官は、産経新聞社とFNNの世論調査で回答者の76%が東京電力福島第1原発事故の対応を評価しなかったことについて「厳しい声があるのは当然だ」と述べる一方、「世論調査が世論を正確に反映できるとは思っていない」と反論しました。
しかし枝野官房長官は過去に
 ・世論調査をみても、柳沢伯夫厚生労働相はお辞めになるべきだという声が多数を占めている(平成19年3月の衆院本会議)
 ・世論調査をみても、国民が定額給付金に反対していることは明らか(21年1月の衆院予算委員会)
等……、たびたび世論調査を引用してきました。【注①-A】
まあ、民主党は野党時代に都合の良いデータを引用して与党を攻撃してきましたから、これは枝野官房長官だけの問題ではないでしょう。
現時点で何かを口にすればブーメランのように舞い戻り、自らを攻撃するのは仕方ありません。
しかし、あまりにも御都合主義
で……『ブーメラン』の本家である管首相ですが……野党時代の平成16年、自身のブログに「あい続く天災をストップさせるには昔なら元号でも変えるところだが、今必要なのは政権交代ではないか」と記していたようです。【注①-B】
東日本大震災への対応をめぐり、野党だけでなく党内からも退陣を求める声が強まる中、またも『ブーメラン』が炸裂です。
政治家は言葉で票を集め、それを根拠に仕事をします。
したがって言葉には責任を持たなければなりません
しかし……ここまで『ブーメラン』現象が発生するということは、あまりにも無責任に言葉を発している以外に考えられません。
こんな人たちに国を任せておくRISKは、極めて高いと言えます。

さて、加速する「管おろし」ですが……。
自民、公明両党では、統一地方選の民主党惨敗を受け、東日本大震災の復旧策を盛り込んだ平成23年度第1次補正予算案の成立後、菅内閣不信任決議案菅直人首相問責決議案を衆参で提出し、首相の退陣を求めていくことで一致しました。【注②-A】
大島理森自民党副総裁
 ・場合によっては不信任決議案や問責決議案の提出を考えないといけない局面が来るかもしれない。
逢沢一郎自民党国対委員長
 ・本格的な復興までの道筋を菅首相に委ねるつもりはないというのが国民の声だ。国民の声に野党は積極的に応える努力が必要だ。
現状を見れば、この動きが止まるとは思えません。
自民党の谷垣禎一総裁はやさしい人ですから「菅内閣の(東日本大震災に対する)処理能力が限界にきているのを看過するわけにいかない」と述べています【注②-B】が、そもそも……政権を運営するだけの能力がなかったということでしかありません。
まあ……
大島理森自民党副総裁
 ・菅内閣に震災復興は困難だ。
石原伸晃幹事長
 ・菅首相は震災の復興まで(続投の)意欲を持っているようだが、国民、被災地のためにならない。
と述べていますから、いかに谷垣総裁の言い方がやさしいか……よくわかります。
で……自民党は、菅直人政権との大連立構想を拒否する方針を正式に確認し、本格的に倒閣に動き出すようです。【注②-C】
大島理森自民党副総裁
 ・官邸とも民主党ともさまざまな形で連携を取って汗をかいてきた。もう限界に来たんです、この大島が…。この間の参院予算委員会では菅さんは税制改革もやると。ふざけるな!
谷垣禎一自民党総裁
 ・もう限界だ。権限や責任体系がしっかりしない官邸では対応できない。官僚も使いこなせず復旧が進むわけがない。
この混乱を生み、状況を悪化させた原因は、他でもない管政権の初動ミスです。
その結果、国際的な信用を低下させています。
アメリカの格付け会社スタンダード・アンド・プアーズは、日本の長期国債の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げました。【注②-D】
これが管政権の評価であり、やってきたことの結果です。
小池百合子自民党総務会長
 ・総合的に日本に対する不信の表れということに尽きる。菅首相の対応が国際的にも『ネガティブ』(な評価を受けた)ということだろう。
これが全てでしょう。
野党時代に何をするでもなく、ただ与党がすることに対して「反対!」と言っていただけ……与党になってみると何もできない……、その体質のアマさがよくわかります。
実際、震災対応としてやったことと言えば、「~本部」や「~会議」を作り続け、状況を混乱させただけです。
無駄な「~本部」や「~会議」を作り続けた結果、指揮系統は見えず、フットワークが悪くなり、対応の遅れを招いています。
で……既に組織の再編をしなければならない状況になっています。【注②-E】
このような混乱が、他人の目にどううつるのか?考えていないのでしょう。
国内の状況を混沌とさせることが、国際的な評価につながるのだと理解できていない……そんな人たちが政権を持ってやってきたことは、国益を損ねる行為のオンパレードです。
この結果に対して、政治家であれば早急に動かなければならないにも関わらず、民主党はズルズルと権力にしがみついており、それがさらなる国際的な評価の下落につながっています。
他党が動く前に党内で動く……それが国民から票を投じてもらった責任のはずなのですが、そういう考えが民主党議員にはないのでしょうか?
そうなるとドンドン厳しい評価になっていくのは、当然でしょう。
森喜朗元首相(自民党)【注②-F】
 ・首相が被災地でパフォーマンスする必要なんてないんだよ。被災者のみなさんに迷惑をかけるだけじゃないか。
 ・平時ならそれなりにやっていっただろうけど、東日本大震災という大アクシデントが起きたら政官民一体でやらなきゃならんでしょう。それを「政治主導」と言って役人をバカにして今頃になって助けを求めてもね。会議をいっぱい作っても解決しませんよ。
 ・厳しい言い方だけど、今の内閣が存続すること自体が「政治空白」なんですよ。与野党含めて「菅さんじゃダメだ」って言ってるんでしょ。だったら辞めてもらうのが一番となる。
 ・5月末の仏ドービル・サミットもきちんとした人が首相になって行く方がいいんじゃない。
きわめてマトモな意見だな~っと思います。
全てが後手、裏目に出るようなことをしている人たちでは、混乱させることはできても収拾させることはできません。
マクロで考えて、民主党政権で良くなったことは一つもありません。

実際、民主党支持層でも3割が退陣を求めています。【注③-A】
これが野党支持者になると半数前後が退陣を求めており、統一地方選の結果を見れば現時点では野党優勢ですから、管首相の退陣を求めているのは少数の国民ではないことがわかります。
被災地である東北でも約4割が退陣を求めていますから、復興を任せられる状況ではありません。
そして個の動きだけではなくなっています。
原中勝征日本医師会会長が、日本医師会代議員会で
 ・こんな政府でいいのかと大変憤りを感じている。
 ・もう二度と私の生まれたふるさとが再興されることはない。要するに、ふるさとを失ってしまった。
 ・現場からの声がまったく政府に届いていない。慣れていないということでは決して許されない。
と菅政権の東日本大震災への対応を批判していたことがわかりました。【注③-B】
もともとは自民党支持だった日本医師会を民主党支持に転換させたのが原中氏ですから、ここからの政権批判は厳しいものがあると思います。
要するに……ドンドン信頼を失っているのが、現在の民主党政権です。
やることなすこと裏目……これでは国民の信頼を得ることはありません。
当然、小沢グループは管首相退陣を求めています【注③-C】し、外にも内にも敵ばかり……の状況になっています。【注③-D】

このムーブメントのトリガーとなったのが統一地方選の惨敗です。
民主党内では、この責任を誰が負うのか?について声が挙がっています。【注④-A】
その矛先が向いているのが岡田幹事長です。
小沢鋭仁前環境相
 ・選挙で敗北したのだから、執行部が責任をとるべきだ。
渡部恒三最高顧問
 ・(岡田氏について)政治家には向き、不向きがある。閣僚としては立派だが、幹事長には向かない。
これに対して執行部
 ・地方選挙で敗れたからといって辞める必要はない。
 ・(選挙の敗北は)岡田氏の手腕というより、菅政権の支持率低迷が要因。
岡田氏本人
 ・(統一地方選が)厳しい結果だったのは間違いないが、議席が大きく減ったかといえば、愛知、大阪、神奈川を除けば、そう減らしたわけではない。むしろ増えているところもある。
と発言しており、この辺りでも民主党内の亀裂は大きくなっているように思います。
この亀裂の結果、民主党内でも倒閣の動きが活発化しています。【注④-B】
山岡賢次民主党副代表ら小沢一郎元代表に近い反執行部系議員が、国会内で「震災に対応できる連立政権に向けた総調和の会」の初会合を開催しました。
この会の呼び掛け人は山岡氏の他に鳩山由紀夫前首相側近の中山義活経済産業政務官平田健二参院幹事長らが就任し、顧問には鳩山前首相田中真紀子元外相平野博文元官房長官原口一博前総務相らが名前を連ねており、かなり

強力な布陣となっています。
この会の趣意書には「菅政権が国民の支持を失っているのは明らかだ。野党との調和が可能な体制に民主党をつくり替え、公明党との連携を軸とした連立政権を構築しなければならない」と書かれています。
しかし野党側の小沢氏に対する反応は、
石破茂自民党政調会長
 ・『国民の生活が第一』といういかさまのスローガンを掲げて議席を簒奪し、国連に自衛隊を差し出せば憲法九条はクリアできるなどという暴論を振り回し、天皇陛下も自らの思いのままという天をも恐れぬ発想をして恬として恥じないような人物とどうして組めるのか。
山口那津男公明党代表
 ・(小沢氏が強制起訴された際)出処進退は自ら決断すべきだ。
としており、この民主党主導の小沢色の強い政局に乗れるのかどうか……?
この動きとは別に仙谷由人官房副長官に近い勢力も政権批判を強めており、二重三重の包囲網が敷かれつつあります。
まあ……「結果責任」と口にしたのが管首相でありながら、結果に対して「責任をとらない政権TOPと執行部」では、信頼されるはずはありません。
この状況になっても、まだ居座りを決め込むのか……。

そんな中で躍進しているのが小沢氏です。【注⑤】
産経新聞社とFNNが実施した世論調査で「今の首相にふさわしいのは誰か」との質問に、民主党の小沢一郎元代表が9・2%で首位に立ちました。
管首相の無策無能ぶりを見れば、無茶苦茶でも何かしてくれそうな小沢氏の方がマシ……ということでしょうか?
小沢氏
 ・未曽有の大災害だから与野党を超えてなすべきことをなさないと後世に説明がつかない。国家の危機だ。政治家は覚悟を持て。
増子輝彦氏(民主党/福島県選出)
 ・有能な人材を使うことが危機管理では大事だ。小沢氏の力を活用する度量の深さが首相の評価を高める。
松木前農水政務官
 ・小沢さんが首相にふさわしいのは当然だ。安定感のある小沢さんへの期待感の表れではないか。
黒田北辰会代表世話人
 ・決断できる小沢一郎に期待する声は大きい。早く新しい体制を作るべきだ。
これに対して執行部側は
管首相
 ・党としてまとまって対応する重要性は痛感している。
 ・増子氏の言われたようなことを実現するために努力したい。
民主党執行部の一人
 ・そんなことがあるのか?カネの問題を抱える小沢氏と鳩山由紀夫前首相が党を出ていくことが菅政権への最大の支援だ。
と反論しています。
ここでも党内の亀裂は深まっています。

ここまで混迷する状況を作ってしまったにも関わらず、管首相は「こういう事態に責任を放棄することは、私にとってあり得ない選択だ。今の私が担っている責任を自ら放棄することは全く考えていない」と述べ、拒否する考えを強調しました。【注⑥-A】
また北沢俊美防衛相は「党内一致結束して国民に責任を果たさなければならない。今この段階で執行部や首相を代えれば、むしろ責任放棄だ。」と述べています。【注⑥-B】
うぬぼれるのも大概にしてほしいものです。
責任」は、それを背負うべき能力がなければ背負ってはならないものです。
放棄」は、その能力を持っているにも関わらず、投げ出すことです。
したがって……そもそも「責任」を背負うだけの能力がなかったのですから、「放棄」には当たりません。
どちらかと言うと、「責任」を背負うことができる人に返還するだけのことです。
それが国のためだと気付くべきです。
統一地方選の結果についても
北沢俊美防衛相
 ・(統一選について)しっかり勝ったところもあり、執行部の責任という状況ではない。
玄葉光一郎国家戦略担当相(民主党政調会長)
 ・今回は負けだが、私は幹事長就任時に岡田氏を支えると約束をしたので、その約束を守る。岡田氏の意思を常に尊重しながら支えていきたい。
と責任論を回避しています。【注⑥-C】
あの結果で「しっかり勝ったところもあり」と言えるとは……。
ミクロで見れば何でも言うことができます
ここまで来ると……言い訳にもなりません。
まあ……管首相自身が敗北を認めている【注⑥-D】のですから、何を言っても民主党敗北という事実は動きません。
しかし敗戦理由について菅首相は「少なくとも震災対策が主な敗因とは思わない。各方面の協力を得ながらできることはやっている」とし、震災対応が原因ではないという認識をしているようです。
しかし直前にあった事案対応が左右しないはずはなく、もし震災対応が原因でないなら
 (1).マニフェストに反した行為
 (2).政治と金
 (3).外交
等、民主党そのものの問題が原因になります。
そうであれば、国民の「No!」は管政権にではなく民主党に対するものとなりますから、すぐに衆議院を解散するべきです。

まあ……このレベルの人をTOPに選んでしまった民主党そのものの責任も問われるべきでしょう。
このレベルの人しか選択肢がなかった民主党の人材にも問題があります。
民主党が与党になったのは、マニフェストという夢物語を掲げた幻想の中で行われた選挙です。
現在の状況に対応するため、地に足をつけた選挙で信を問うべきでしょう。


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