【ひとりごと】or【どこかで誰かと話したこと】で、ほとんどがメモ代わりです。日記をはさみながら気になることや思い付いたことを色々と書こうと思いますが、かなり大雑把に書きますし、比喩表現を使いますので、専門の方からすると「変(正確でない)」と思われることがあるとは思います。また冷たい(厳しい)言葉を使う(らしい)ので、よく「冷たい人」と言われますから、その前提で読んでください。
【健康】新型コロナウイルスとポビドンヨードによるうがい
2020年08月09日 (日) | 編集 |
※これは私が所属する協会用に書いたものの転載(一部、加筆・修正しています)です。

ポビドンヨードによるうがいが新型コロナウイルスに対して効果があるという報道があり、インターネット上で賛否が……大騒ぎになりました。
これは、吉村大阪府知事が会見で「大阪はびきの医療センターの研究で、新型コロナウイルスの感染者が殺ウイルス効果があるポビドンヨードを含むうがい薬を使ったところ、唾液検査で陽性となる割合が減ったと」いう結果を発表したことに対する反応で、例のごとくうがい薬が売り切れになるという状態が起きたようです。

これについては、予防や治療という意味で本当に効果があるのか?は、疑問があります。
インフルエンザの項でも書きました※1)が、そもそもうがいが有効に働くのは、ウイルスが喉の粘膜に付いている時点であって、粘膜の中に入ってしまってからでは効果は大きくありません。
したがって効果が出るとすれば、その直前の数分間にウイルスが喉の粘膜に付いた場合に限られることになります。

うがいについての研究としては、①水でうがいをするグループ、②ポビドンヨードでうがいをするグループ、③特にケアをしないグループをランダムに分け、風邪をひくリスクが変わるかどうかという研究が実施されたことがあります(※2)。
結論は、①水でうがいをするグループでは、感染リスクが抑えられるというものでした。

またポビドンヨードによるうがいは、口腔内の常在菌を殺してしまったり、喉の粘膜を傷つけてしまうことで、風邪をひきやすくなるとも言われていますから、新型コロナウイルスについても同様なのかもしれません。

なお、ポビドンヨードによるうがいについては、世界保健機関(WHO)の直轄機関「WHO神戸センター」も「科学的根拠はない」との見解を公式Twitterに投稿しています。(※3

ただしポビドンヨードは、口腔内の消毒には効果があることは事実です。
口腔内のウイルスが減少すれば、ウイルスを含んだ飛沫を抑える効果はあるのかもしれません。
要するにポビドンヨードによるうがいは、予防や治療を目的に考えた場合には効果には疑問がありますが、飛沫による感染拡大を抑制する可能性はあるのかもしれません。

色々な情報が出て来ますが、情報を整理して、新型コロナウイルス対策をしましょう。

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※1
 【インフル】インフルエンザ情報 2020 #03(2020/03/07)
※2
 American journal of preventive medicine 2005; 29:302-7.
※3
 WHO Kobe Centreのツイート
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