【ひとりごと】or【どこかで誰かと話したこと】で、ほとんどがメモ代わりです。日記をはさみながら気になることや思い付いたことを色々と書こうと思いますが、かなり大雑把に書きますし、比喩表現を使いますので、専門の方からすると「変(正確でない)」と思われることがあるとは思います。また冷たい(厳しい)言葉を使う(らしい)ので、よく「冷たい人」と言われますから、その前提で読んでください。
【医療】国保と健保 #14
2012年02月03日 (金) | 編集 |
前回【注①】の続きです。

国保と健保という制度を考える場合、このように色々なことまで考えなければ公平で公正な制度は設計できません。
これを簡単に一元化しようとすると、過負担になる階層が出てきます。
ココで言う過負担は、額の大小だけでなく、サービスに対する対価という意味ですので、公平とか公正ということを定義しなければならなくなります(完全な公平・公正など理想論だとはわかっています)。

では過負担になる階層を作らず公的保険を一元化するためには、どうすれば良いか?
一番簡単な方法は、その範囲で行われる医療行為は「最低限必要となるもののみ」とし、それ以上は民間の保険会社との契約とする……という方法が考えられます。
そもそも多くの負担をする者には相応のサービスが提供されなければなりませんが、どこまでも公的保険の範囲としてしまうと不公平な制度になってしまいます。

ただし……この方法を採用すると色々と不満が出るでしょう。
例えば、公的保険だけしか加入していない場合、「風邪で病院に行っても、何もしてもらえない」ということが発生します。
これは、風邪の治療には暖かくして寝ている他に方法はないためです。
要するに風邪と診断するところまでしか保険の対象にはなりません。
これが現在の公的保険の範囲に民間の保険会社を参入させる場合の一つのパターンですが、公的保険と民間保険を両立して現行の医療制度に組み込もうとすると、こういうことが発生しうるわけです(両方で……となるとコストに無駄が多くなりますので、キッチリとした線引きが必要となります)。【注②】

簡単に保険の一元化という話をする人がいますが、キチンと考えれば、税や医療制度等にも影響が出るものであって、簡単な話ではありません。
保険制度単体で考えれば色々と言いたいこともあるでしょうが、もっと大きなテーブルで考えなければならないことであり、それを怠った議論はRISKを高めるだけです。

 medical(S).jpg
 (この絵については、こちら

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【注①】
 ※参考:【医療】国保と健保 #13
【注②】
 ・個人的には、現在の公的保険の範囲に民間の保険会社を参入させるという考え方には、反対です。
 ・アメリカの例を考えればわかりやすいのですが、保険が医療と密接な関係にある以上、民間の保険会社を参入させるメリットは、確実にデメリットより小さく、そういう意味では環境を悪化させるだけだろうと思います。
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