【ひとりごと】or【どこかで誰かと話したこと】で、ほとんどがメモ代わりです。日記をはさみながら気になることや思い付いたことを色々と書こうと思いますが、かなり大雑把に書きますし、比喩表現を使いますので、専門の方からすると「変(正確でない)」と思われることがあるとは思います。また冷たい(厳しい)言葉を使う(らしい)ので、よく「冷たい人」と言われますから、その前提で読んでください。
【社会】週間朝日の「ハシシタ」報道について
2012年10月20日 (土) | 編集 |
この件については、各種報道・インターネット等で色々と言われています。
色々な意見がありますが、ほとんどが橋下大阪市長寄りの意見です。
内容からすれば、仕方ないことでしょう。
確かに所謂『週間朝日の「ハシシタ」報道』は、やりすぎだと思います。
読んでいて気分が良いものではありません。

例えば……原稿そのものについて言えば、同和地区を特定できるような記述をしてしまったことは、現在の社会常識のラインを越えています。
この点については、どうしようもなく反論の余地はないでしょう。
これについては、橋下大阪市長寄りの意見として多く書かれているとおりです。

橋下大阪市長寄りの意見についてはアチコチで見かけますから、今さら書こうとは思いません。
書かれた当人である橋下大阪市長の主張も分からないわけではありません。
ただ「DNA論」については、本当に記事内容に問題があるのか?……これまで発行されている週刊誌の色々な記事を考えると少し疑問が残ります。
当然、内容的には気分が良いものではありませんが、こういう内容についての報道は割合と多くあったように思います。
特に週刊誌では……。
裏が取れているのか?orいないのか?、そういう内容の発言が本当にあったのか?or偽造なのか?……判断できない記事は珍しくないように思います。
また内容が本質的に「DNA論」なのか?と言えば、そうではないように思います。
その意味では、表紙の「DNA」という記述は、大袈裟な表現ではないか?と思っており、その点で誇大広告という意味での問題はあるように思いますが……。

さてさて……普通に考えれば橋下大阪市長寄りの意見になりますし、それで良いのかもしれませんが、なぜか違和感を感じます。
なぜだろう???と思って、色々と考えてみました(考えをまとめるのに時間が掛かってしまいました)。

一つ目は、上記のとおり内容が本当に「DNA論」という問題に対する反発だったのか?という点です。
確かに「橋下徹のDNAをさかのぼり本性をあぶり出す」と表紙には書かれていますが、内容的は珍しいモノではありません。
政治家に限らず、芸能人でもそれ以外の有名人でも犯罪者でも……どういう環境(親子・縁戚関係を含む)で育ったのか?は、多くのメディアで書かれています。
今回の報道内容そのものについて言えば、週刊誌という媒体においては、「DNA論」という類の特別なものではないように思います。
これに対して公人として何かを語ってきたようには思えませんが、それが自分のこととなると一転してエキセントリックな発言。。。
それから考えると『「DNA論」そのものについて、本気で考えているのだろうか?』とか『「DNA論」そのものについての怒りだったのだろうか?』と思ってしまいます。
これが一つ目の違和感です。

二つ目は、一つ目に関係するのですが「政治家が本当はどういうことを考えているのか?」を知ることは、選挙という制度によって行政が運営される以上、アル程度は必要であるということです。
これは現在の民主党政権を見れば分かりやすいのですが、語っていることが真実かどうかを見分けなければ、選挙制度による決定権者の選出には、何も担保がありません。
しかも言ったことに対する責任を問えない(言ったことを実行しないのであれば詐欺行為のはずですが……)状態では、色々なことを知っておかなければなりません。
要するに言葉の表層でしか判断できないのでは、まともな選挙はできないということです。
誰の背中を見て育ったのか?
どういう環境で育ったのか?
……
それらが政治家の思想(思考)のバックボーンになっているはずですから、それらを知った上で選択する必要があります。
これらを考える時、誰の背中を見て育ったのか?、どういう環境で育ったのか?……の報道について、No!と言い切ることができません。
これが二つ目の違和感です。

三つ目は、取材拒否についてです。
このブログの中で何度か「公と個と私」について書きました。【注①】
そもそも個体が持つ「公人」「個人」「私人」は、別々の人格です。
これが大前提です。
それに合わせてみると……私人としての橋下徹氏が取材拒否をすることは否定できませんが、公人としての橋下徹大阪市長が取材拒否をするのは、おかしいと思います。
あくまでも公人なのですから、私情で何かを決定することは出来ませんし、それは「してはいけないこと」です。
その意味で、この取材拒否は公私混同ではないか?と思います。
これが三つ目の違和感。

そして四つ目
橋下大阪市長は、この件について『「血」による人格攻撃は許されない』という対応をしました。
それは、この記事が『「血」による人格攻撃が助長される』という立場だったからです。
しかしながら、この報道に対して発行元である朝日新聞出版だけではなく、親会社である朝日新聞社を問題にしたことはどうなのでしょう???
この態度は、『子が犯罪を犯せば、その親にも責任があり、何らか罰が適応される』という思想を助長するのではないでしょうか?
あくまでも何らかの行為は、それを為した個体の問題です。
それを親に責任を問うことが出来るのか?
これと親会社に責任を問うというのは、同レベルの話です。
しかるに……この対応は……上記の問いに対して政治家がYESと言ってしまったことだと思います。
これが四つ目の違和感です。

五つ目は四つ目に関連したことですが、橋下大阪市長がTwitter上で書いた朝日新聞社グループへの取材拒否についての呟きについてです。
橋下大阪市長は、Twitter上で
 ・多くのメディア、コメンテーターは、朝日新聞は関係ないだろうとのコメント。これは交渉の鉄則。解決能力のある者を相手にしなければならない。
 ・週刊朝日や朝日出版社を相手にして話など進むわけがない。今回の記事に何の問題意識も持っていないんだから。……(中略)……解決能力は、朝日新聞社グループにしかない。だからそこを相手にした。
 ・多くの意見は、記事は問題だが、朝日新聞社の取材拒否はおかしいというもの。ほとんどこれだった。これらの意見は、最終解決を全く念頭に置いていない机上の論。
と呟いています。【注②】
この態度からは、解決するためなら何をしても良いのか?という疑問が生じます。
これが五つ目の違和感。
しかしながら……この対応は……どうも……懸命に自己弁護(擁護)しているようにしか見えません。
または必死に言い訳をしているようにしか……。

そして六つ目ですが、二つ目と四つ目が矛盾しているのでは……ということです。
二つ目では「ルーツを遡ること」を否定しながら、四つ目では「ルーツを遡って責任を問う」という態度を取っています。
これが六つ目の違和感です。

先に書きましたが、別に週間朝日の「ハシシタ」報道が正しいと言っているわけではありません。
あれは総体としては「やりすぎ」だろうとは思います。
ただし、橋下大阪市長の対応も「やりすぎ」だろうと思っています。
感情的になったからなのだろうと思いますが、それは政治家の対応としてどうだったのでしょう?
私人としての橋下徹氏の行動であれば理解できます(というか……同じように感じるのだろうと思います)が、公人としての橋下大阪市長の行動としては……。
多分、橋下大阪市長の対応に対して否定的な意見を持っている人は、そこを疑問視しているのだろうと思います(アンチでない限りです)。

この件について勝敗を付けるなら、表向きは朝日側が謝罪した形態になっていますが、実質はどうなのだろう?と思います。
戦略的に考えれば、「後で間違った方が負け」です。
その意味では、現状では朝日側が一方的に負けたとは言えない状態だと思います。
また週間朝日は、橋下大阪市長に対してダメージを与えたかったのかもしれませんが、この件は維新人気に翳りが出ている中で、橋下大阪市長への注目を高めたという面もあります。
その意味では、週間朝日の戦略は大失敗だったのだろうと思います。
しかし橋下大阪市長は、週間朝日の報道に対してエキセントリックな対応をしてしまい、その様を国民に見せてしまったのは大きなマイナスです。
私人としての発言であればマイナスは小さかったのでしょうが、大阪市長として発言してしまったのが……。
これは政党党首という側面を持っていることを考えると、あまりに影響が大きかったのだろうと思います。
結局、注目を集めたというプラス面があったにせよ、あまりにもマイナスが大きかった……そう思います。【注③】

------------------

【注①】
例えば、
 ※参考:【etc】冷たい人 #01
 ※参考:【Risk Management】#08-01_個人情報
 ※参考:【社会】公と個と私
【注②】
 ※参考URL:Twitter 2012/10/19 16:40
 ※参考URL:Twitter 2012/10/19 18:41
 ※参考URL:Twitter 2012/10/19 18:44
【注③】
 大阪においては、もともと橋下大阪市長人気が高いので、ダメージは小さいのかもしれませんが、全国的には「維新」を背負って選挙に出る者にとってのダメージは別の話です。
関連記事
スポンサーサイト



テーマ:ひとりごとのようなもの
ジャンル:日記