【ひとりごと】or【どこかで誰かと話したこと】で、ほとんどがメモ代わりです。日記をはさみながら気になることや思い付いたことを色々と書こうと思いますが、かなり大雑把に書きますし、比喩表現を使いますので、専門の方からすると「変(正確でない)」と思われることがあるとは思います。また冷たい(厳しい)言葉を使う(らしい)ので、よく「冷たい人」と言われますから、その前提で読んでください。
【社会】多くの生物医科学論文の信頼性に疑問符があるとの報道について
2016年01月14日 (木) | 編集 |
先日、「生物医科学論文の大半に不備、信頼性に疑問符(AFPBB News)」という、ちょっとショッキングな記事を見かけました。

内容ですが、
 ・対象は、過去15年間に生物医科学専門誌で発表された論文
 ・その中から無作為に441編を抽出して分析

というのもので、結果は
 ・研究の評価や再現に必要な情報プロトコルを完全に満たしていた論文は1編のみ
というショッキングなものでした。
簡単に言うと「過去15年間に発表された生物医科学系の論文の信頼度は、0.2%」ということになります。
言い換えれば、ほとんどは信頼性がないことになります。
それが過去15年間ですから、それ以前の論文を現在の基準で判断すると……。

この結果は、とても怖いものです。
分かりやすいのは、やはり医療でしょう。
現在の診療の基本はEBM(根拠に基づく医療)であり、実際の治療結果をベースにしているのでしょうが、それをスタートさせている基は基礎研究であり、それを公にした論文です。
そこの信頼性が0.2%しかないとなると、ほとんどはデータの改竄や利益相反行為があったと見なされても仕方がないということになります。
そして、そのような診察や治療が一般的だと思われている可能性があることになってしまいます。
まあ……「なぜ効果があるのか?」という機序が不明でも、実際には効果が出る行為もあり、それらには基盤は基礎研究等は存在しないのかもしれませんが……。

もともと身体に関することについて、各々の個体差からデータ化しにくい面があります。
多くのサンプルを統計処理した場合、そのバラツキは標準偏差のグラフの形(中央が高い山形)になることが多いとは言えます。
そして山形の左右の値が低い(サンプル数が少ない)ところに含まれてしまうと、標準的な治療が効果を発揮しなかったりします。
それは個体差ですから仕方がないとも言えます。
しかし方針を決める基盤となる論文に信頼性がない(小さい)とすると、山形の中央に近いところに分布する人でも有効性は疑わしくなります。

ということで、日本においても各種論文の見直しをお願いしたいところです。

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