【ひとりごと】or【どこかで誰かと話したこと】で、ほとんどがメモ代わりです。日記をはさみながら気になることや思い付いたことを色々と書こうと思いますが、かなり大雑把に書きますし、比喩表現を使いますので、専門の方からすると「変(正確でない)」と思われることがあるとは思います。また冷たい(厳しい)言葉を使う(らしい)ので、よく「冷たい人」と言われますから、その前提で読んでください。
【健康】根拠
2010年12月28日 (火) | 編集 |
健康に良いというものが売れていますが、本当に「健康に良い」というものがどれだけあるのでしょうか?
各々のものに「健康によい」という根拠がどれだけあるでしょうか?

例えば、医療の世界では「EBM(Evidence Bases Medicine)」と言われるムーブメントが起きました(最近はあまり聞きませんが)。
そのレベルが以下のとおりです(何種類かある中の一つです)。
【Level 1】システマティックレビューまたはメタアナリシスによる
【Level 2】ランダム化比較試験による
【Level 3】非ランダム化比較試験(比較臨床試験等)による
【Level 4】コホート研究やケースコントロール研究等の症例対象試験の分析疫学的研究による
【Level 5】ケースシリーズやケースレポート等その他の記述的研究による
【Level 6】上記の種類のEvidenceに言及しない専門委員会やエキスパートの意見
 ※【Level 1】が上位のEvidence(詳細は追記へ)

健康情報の信頼性についてのCheck方法は、以下のとおりです(健康・栄養食品アドバイザリースタッフ・テキストブックから)
【STEP 1】具体的な研究に基づいている
    ・Noの場合、体験談or専門家と称する者の意見
【STEP 2】研究対象は、ヒトである
    ・Noの場合、試験管内実験or動物実験による結果
【STEP 3】専門誌で論文報告されている
    ・Noの場合、学会発表or査読者のいない雑誌等の記事
【STEP 4】信頼度の高い研究デザインである
    ・Noの場合、少人数を対象とした症例報告
【STEP 5】複数の研究で支持されている
    ・Noの場合、特定の研究者だけが支持しているもの
 ※【STEP 1】→【STEP 5】にCheckしていく。【STEP 5】が信頼性が高いもの。

これからわかることは、よくマスコミで取り上げられる「~の専門家の■■氏は……と言った」は、それだけでは根拠としては最下層のものでしかないと言えます。
この「~の専門家の■■氏は」が上位の根拠を示せなければ、『その程度のもの』と思っておいた方が良いと思います。
また国や国の研究機関が色々な情報を取りまとめ、報告書レベルにしているものがあり、食品安全委員会では複数の科学的知見を取りまとめたものをファクトシートとして公開しています。

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 (この絵については、こちら

▼▼▼追記(続きを読むをクリックしてください)▼▼▼
★追記
【Level 1】システマティックレビュー(Systematic Review=SR)
 ・システマティックレビューは、一般的には臨床試験論文をデータベース検索や参照文献リストなどによって収集し、そのデータを総括して評価する手法。
 ・これに対してコクラン共同計画におけるシステマティックレビューは、ある目的とする医学的介入についてのエビデンス(科学的根拠)を明らかにするため、世界中からの論文をあらかじめ定めた基準で網羅的に収集し、批判的評価を加え、要約し、公表するための方法である。
 ・コクラン共同計画ではこのシステマティックレビューに厳密な方法論を定義しており、最新・最良のエビデンスを継続的に提供しようとするものである。

【Level 1】メタアナリシス(Meta-Analysis=MA)
 ・メタ分析とも言われる。
 ・既に発表されている同じテーマに関する臨床研究をまとめて、再度解析して結論を引き出す研究手法である。
 ・したがってTertiary Data Analysis(3 次データの分析)と言われることもあるが、最近はもっぱらメタアナリシスと呼ばれている。
 ・いくつかの研究の結果が一致していない場合や必要症例数(サンプルサイズ)が少なくて決定的な結論を導き出すことができないような場合に威力を発揮する。

【Level 2】ランダム化比較試験(Randomized Controlled Trial=RCT)
 ・ランダム割付により背景因子に差がない2群をつくり、実験群に被験薬、対照群にプラセボを投与して、適切なアウトカムを測定し、アウトカムの頻度を比較する。
 ・ランダム化比較試験は治療法の有効性を証明するための"Gold standard"(至適基準)であるが、診断法やスクーリニング法の有効性を証明するために用いられることもある。

【Level 3】比較臨床試験(Controlled Clinical Trial=CCT)

【Level 4】コホート研究(Cohort Study)
 ・コホート研究は解析を現在から未来への向き、つまり前向きに行われるもので、Prospective Studyである。
 ・What will happen?を問う研究といえる。
 ・ある危険因子にさらされた者とそうでない者が将来どのような病気に罹患するか、あるいはどのような病態になるのかを研究する。

【Level 4】ケースコントロール研究( Case-control study)
 ・Retrospective Studyである。すなわち解析を行う時点で解析は過去に向かって行われ、後ろ向きである。
 ・言い換えると全ての事象がすでに起こってしまった過去のことを解析する。
 ・What happened?を問う研究といえる。
 ・通常はある疾患に罹った者とそうでない者、あるいはある病態にあるものとそうでない者が過去においてど
のような危険因子にさらされたことがあるのかを調べる。

【Level 5】ケースシリーズ(Case-series study)
 ・症例を集積したもののこと。

【Level 5】ケースレポード(case report)
 ・症例報告
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