【ひとりごと】or【どこかで誰かと話したこと】で、ほとんどがメモ代わりです。日記をはさみながら気になることや思い付いたことを色々と書こうと思いますが、かなり大雑把に書きますし、比喩表現を使いますので、専門の方からすると「変(正確でない)」と思われることがあるとは思います。また冷たい(厳しい)言葉を使う(らしい)ので、よく「冷たい人」と言われますから、その前提で読んでください。
【社会】大相撲八百長疑惑
2011年02月04日 (金) | 編集 |
この件については、アチコチで話題に挙がっていますから、少し変わった視点で書いてみたいと思います。
何かを考える時に視点の設定がいかに大切か……ということを感じてもらえるかもしれません……。
内容が気に入らない!という人もいるでしょうが……。

この件については、野球賭博についての捜査過程で発見した情報の一部を文部科学省に提供したことに端を発しています。【注①】
この案件を考える場合、この是非をキチンと考えなければならないでしょう。
というのは……ここで提供された情報は、そもそも野球賭博には関係のないものです。
それを捜査の過程で目にしたからと言って、公の情報として良いのかどうか?という疑問が残ります。
これを認めてしまうと「何でも捜査の対象としてしまえば良い」とか「関係するかもしれない人も捕まえてみて、情報を聞き出してみれば良い」とか……そういう危険な方向に進む可能性を持っていることだからです。
また、八百長行為に対するアクションが警察の領分か?と言えば、そうではありません。
本来、関係のないものについて何らかの権限を執行するということは、越権行為に当たります。
そう考えると「本来の捜査対象外のものについて何かをする」ということは、越権行為とも考えられます。
これらから、そもそも『野球賭博についての捜査過程で発見した情報の一部を文部科学省に提供した』という行為の是非は、考えておく必要があるのではないか?と思います。

続いて……毎度おなじみの民主党政権についてです。
まずは菅首相のコメントから……。
菅首相は「これが八百長があったとしたとすれば、大変重大な、ある意味、国民に対する背信行為とも言えることであります」と述べたようです。【注②】
でも……衆院選のマニフェストを実行できない(工程表的には、既に実行できていない)ような状況にある民主党の党首が、言うことができる言葉とは思えません。
どちらかと言えば、民主党政権のやっていることの方が「大変重大な、ある意味、国民に対する背信行為」だろうと思うのですが、いかがでしょう?
自分たちのことは棚にあげて……ですから、都合の良い棚があったものだと思います。
次いで枝野官房長官のコメントについてです。
枝野官房長官は「八百長が蔓延しているような法人であれば、公益認定を得ることは難しい」と述べました。【注③】
しかし国会という議論を行う場で、キチンとした議論もしないで強行採決するのはインチキです。
そして八百長もインチキですから、ある意味で八百長と同グループに属した行為を行ったということになります。
そういうことをした民主党に属している人が……と思います。
そして蓮舫行政刷新相のコメントについてです。
蓮舫行政刷新相は「最低限の条件は公正なルールの下で競技が行われていることだ。……現段階で(公益財団法人として)認めることは、厳しい」と語りました。【注③】
しかし……これも菅首相や枝野官房長官のコメントと同様です。
このコメントの言葉を変えてみましょう……。
そうすると「国会の最低限の条件は公正なルールの下で議論が行われていること」とすることができますが、それを強行採決という形で好き勝手している政党に属する者が口にするとは……と思います。
こうしてみると自分で己の首を絞めているようなものばかりなのですが……。
どうやら『他人にはキツく、自分には優しく』が民主党政権の本質ではないか……そう思えます。
こんなことを口にする前に自分たちのことをキチンとしてはどうでしょう?

さて……報道ベースで色々と騒がれています【注④】が、そもそも大相撲って何なんでしょう?
相撲は国技である、では大相撲は???と考えてみる必要があるように思います。
相撲そのものは神事ですが、それと大相撲が同じモノかどうか……
つきつめて考えると……お金を取って見せるものである以上、エンターティメントの一種と考えても良いのではないか?と思います(大相撲ファンには怒られるかもしれませんが……)。
そう考えれば、今回の事案が「ここまで大騒ぎすることなのか?」とも思います。
「タネも仕掛けもない」と言いながら、それらなしでは成立しない手品(マジック)を見て文句を言う人はいません。
チャンバラを見て、最後は悪代官が斬られるのですが、これを八百長と言う人もいません。
エンターティメントとは、そういうものです。
真剣勝負というイメージがありますから、それに対する裏切りとは思います。
でも……「大相撲は真剣勝負」と協会側が宣伝したという記憶はなく、そういう意味では勝手な思い込みなのかもしれません。
もし筋書きが決まっていたとしても、それを真剣に演じているのであれば、ソレはソレでいいのでは……と思うのですが……。
そういう意味では「無気力相撲」は問題だ!とは思います。

もう一つ、このような行為は「評価主義や成果主義が行き過ぎると発生するもの」とも言えます。
大相撲では、勝たなければ昇進できませんし、昇進しなければ"それなり"の収入は確保できません。
要するに成果主義が貫かれたものと言えます。
そうなると、お互いに競争しているように演じてみせて、実は協力体制を取る……そういう手段は珍しいものではありません。【注⑤】
大相撲が評価主義や成果主義を取り入れている以上、どこかで発生するものだったと考えられます。
Risk Management的に問題があるとすれば、このようなことが発生しないような仕組みが作られていなかったことであって、個の問題ではありません。
そもそも……問題となっている行為は『Win-Win』の関係で成り立っています。
そうである以上、発生しない方がおかしいと考えなければなりません。

少し切り口を変えてみると……こんな風にも考えることができます(八百長という行為そのもの是非とは別の話です)。


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【注①】
 ※参考URL:八百長情報、公益性高いから提供…警察庁長官
【注②】
 ※参考URL:八百長問題で首相「国民に対する背信行為」
【注③】
 ※参考URL:八百長蔓延なら公益財団認定せず…枝野官房長官
【注④】
 ※参考URL:相撲協会が会見へ、2日には処分しない方針
 ※参考URL:12人から聴取、確証得られず…大相撲八百長疑惑
 ※参考URL:力士、親方ら全員にアンケート実施…調査委
 ※参考URL:力士「八百長」認める、メールに13人の名
 ※参考URL:八百長、3人認める…文科相が明らかに
 ※参考URL:放駒理事長が陳謝「事実なら厳重処分」
 ※参考URL:三段目力士が仲介か、恵那司らメール50回
 ※参考URL:3力士、賭博も関与…八百長「お答えできない」
 ※参考URL:「無気力相撲=八百長」放駒理事長が認める
【注⑤】
・別項(参考:仕事(評価/成果主義))で評価主義や成果主義の問題点等を書きました。
・「お互いに競争しているように演じてみせて、実は協力体制を取る」という行為は、それでマクロで益が発生するのであれば、手段としては否定されるものではありません。

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