【ひとりごと】or【どこかで誰かと話したこと】で、ほとんどがメモ代わりです。日記をはさみながら気になることや思い付いたことを色々と書こうと思いますが、かなり大雑把に書きますし、比喩表現を使いますので、専門の方からすると「変(正確でない)」と思われることがあるとは思います。また冷たい(厳しい)言葉を使う(らしい)ので、よく「冷たい人」と言われますから、その前提で読んでください。
【社会】所謂「薬害エイズ訴訟」について #01
2011年03月28日 (月) | 編集 |
このことを書く際に、押さえておくべきことがあります。
以前も書きましたが、血友病治療とエイズを取り巻く出来事を時系列に並べることです。

1978.08【日本】非加熱製剤を承認
1981.01【MMWR】アメリカでカリニ肺炎による死亡者の報告
1981.06【MMWR】アメリカでカリニ肺炎を報告
1981.07【Lancet】でカポジ肉腫の報告
1982.09【MMWR】AIDSと命名
1982.09【CDC】AIDSを「顕著な免疫不全、免疫機能低下と誘発するような他原因の不存在、日和見感染またはカポジ肉腫」と定義
1982.09【NHF】「血友病患者は決して自己判断で治療方法を変更してはならない(この時点では非加熱製剤による治療が主)」
1982.12【FDA】「現段階ではいかなる生物製剤基準の変更も勧告しない」と結論
1982.12【NHF】幼児(4歳以下)、バージンケース、軽症者については、クリオによる治療を推奨
1983.05【NHF】血友病患者のエイズ発症率は極めて低いので、患者は治療医師の処方どおり濃縮製剤あるいはクリオの使用を継続するように勧告
1983.06【WFH】「現時点では治療法の変更はしない、現在の治療を継続すべきである」と決議
1984.04【Lancet】モンタニエ博士、シヌシ博士らがエイズ患者から新しいレトロウィルスを分離を報告
1984.08【WFH】前年の決議を再確認
1984.10【NHF】4歳以下の乳幼児とバージンケースに限り、クリオによる治療を勧告
1985.01【CDC】AIDSを「エイズ原因ウィルスの検出または同ウィルス抗体の陽性の症状に見る日和見感染およびリンパ系腫瘍」と定義を改訂
1985.04【WHO】加熱製剤の使用を勧告
1985.12【日本】加熱製剤の製造を承認

概要としては、こんな感じです。
これを見ると一目瞭然ですが、1985.04にWHOが加熱製剤の使用を勧告するまでの間は、非加熱製剤による治療は国際標準であって、特に問題がある行為とは言えません。
ちなみにNHFはアメリカ血友病財団、WFHは世界血友病連盟です。
血友病への治療は、これらの機関の方針がメインとなります。
ということは……そうでない治療方法を採ることは、世界基準から外れた行為となりますから、何かあった場合の理由が立ちません。
したがって、「1985.04のWHO勧告までに非加熱製剤によってAIDS感染した人」と「それ以降に非加熱製剤で感染した人」では、問題が異なります。
この切り分けをしておかなければ、問題が整理できません。


(続く)
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