【ひとりごと】or【どこかで誰かと話したこと】で、ほとんどがメモ代わりです。日記をはさみながら気になることや思い付いたことを色々と書こうと思いますが、かなり大雑把に書きますし、比喩表現を使いますので、専門の方からすると「変(正確でない)」と思われることがあるとは思います。また冷たい(厳しい)言葉を使う(らしい)ので、よく「冷たい人」と言われますから、その前提で読んでください。
【政治】民主党政権 #03-19(政権運営)最悪のシナリオへ……#01
2011年02月22日 (火) | 編集 |
民主党が、最悪のシナリオに向かって走り出したように思います。
3月末までに予算案と予算関連法案を通過させなければ、国民に色々と影響がでる【注①-A】……それがわかっていて、今まで有効な手を打てなかったのが現執行部です。
そして国会を迎えてしまいましたから、年度内の成立は予断を許しません。【注①-B】
その責任は重いとしか言いようがありまえん。

予算及び関連法案の一括審議が困難な状況となり、自民党や公明党に「何とかしてくれ……」と泣きついたのが「法案の分割」という手法です。【注②-A】
とりあえず通るモノだけでも何とか……というのが「法案の分割」という手法なのですが、それなら全体を分割してキチンと協議しましょうと言われて、空振りに終わっています。
さすがに自民党・公明党は、良く知っている……都合の良いことだけ分割して協議しようなんて、普通に考えれば通るはずがありません
もともと野党側からすれば、いくらでも攻撃目標がある政権です。
その上に余計な攻撃目標を作っては、話し合いになるはずがありません。
で、民主党が卑怯なのは、テレビ番組【注②-B】で仙谷氏が「国民生活に影響が出るから、自民党も公明党もギリギリで賛成する」というような発言をしていることからわかるように、民主党は『予算つまり国民生活を人質にして何とかしよう』としている点です。
これは、この番組で自民党の大島氏が言っているように「何とかしたいのであれば、どうすればいいのか考えて案をだすのが与党の責任である」にも関わらず、責任転嫁しているということです。
しかも仙谷氏は「マトモな政策論議ができない」と言っているのですが、マニフェストの問題は政策の基本にあることですから、これを政策論議ではないと言うことはできません。
話のすり替えも甚だしい!
まあ、民主党内でマニフェストの実施ができないことを認識しているようで、それは国民との契約違反になりますから、あまり突っ込まれたくないのでしょうが……。【注②-C】

そういう状況の中、予算・関連法案を通過させるために社民党に協議を持ちかけていたのですが、社民党も法案反対にシフトしそうな感じです。【注③-A】
そもそも中長期的な戦略がないまま連立政権を立ち上げたのが間違いのもとです。
民主党の方針と社民党の方針では、一致しているところより不一致の方が多く、重要施策においては大きなズレがあるのは当初からわかっていました
そこを動向予測せず、党間協議もしないで連立してしまったツケが吹き出してしまっている……それが現状です。
そこさえキチンと押さえていれば、誰が何を言っても大丈夫だったはずですし、現状のように民主党側の非ばかりが浮上するようなことにはならなかったはずです。
この状況が続けば、国民新党と約束している郵政法案も通過しない可能性も出てきますから、政権運営は困難な方向へ進むしかなくなります。
そんな緊迫した状況下で行われた民主党幹部による会議ですが、「社民党との連携の話まで行き着かなかった。3月にどうなる、4月にどうなると説明していたら、みんな寝てしまっていた」という状態だそうです。【注③-B】

そして民主党内では……小沢氏の処分をめぐり党内がグダグダになっています。
岡田幹事長は、予算関連法案について「党内の造反は考えられない」としていました。【注④-A】
しかし……小沢氏の処分が具体化すると、党内分裂のような状況になっています。【注④-B】
これでは「造反すると処分」と言っても、どうにもなりません。
その上で「無効であると承知の上でやられたと思うので……」と言ってしまっては【注④-C】相手も引くに引けない……そんな状態になってしまったように思います。
さらに……次々と火に油を注ぐ……そんなことをしているのが民主党が「大人」になれていない証拠でしょう。【注④-D】
各氏の発言ですが、
【蓮舫行政刷新相】
 ・政府・与党に所属している国会議員が国民のために最優先しないといけないのは予算の成立だ。誰のために仕事をしたいのか、まったく理解できない。
【玄葉国家戦略相】
 ・(マニフェストの)見直しが理由ならば、なぜ今なのか。(小沢元代表処分への不満が真の理由と)考えられるのではないか。
【海江田経済産業相】
 ・こういう行動に踏み切ったことは大変残念だ。
とのことで、これでは16人は後戻りできません。
このような強硬論が出るのは予想できましたが、かつて菅総理が『党籍を残したまま会派を離脱する』ということをしている【注④-E】のですから、菅執行部の面々は本来は何も言えないはずです。
にも関わらず、こんなことを口にする……それは菅党首を否定しているのと同じです。
それはそれとして……現状を考えれば、
【北沢防衛相】
 ・「比例で当選した人たちが会派を離脱するのはあり得ないことで、意見があれば党の中で意見を開陳することが正常な姿だ。理解に苦しむ」と言う一方で「当選して間もない人たちの意見集約は、執行部も丁寧にやった方がいい」と岡田幹事長らにも注文を付けた。
【細川厚生労働相】
 ・「私もこの世界で結構長いが、私の理解の範囲外だ」と述べる一方で「きちっと理解を求めて話をすれば、ちゃんと話に応じていただけると思う」と話した。
のように、道を開けておかなければ距離は遠くなるだけです。
1票も無駄にできない時にコレですから……本当に法案を通す気があるのでしょうか?
そもそも論なのですが、組織の中でこういう行動を取る者が出る場合には上層部が独善だけで突っ走っていることが多々あります。
「言えば良かった」とか言う前に、そういう環境を作っていたのか?が問題になります。
その意味では斎藤国対委員長代理が、岡田氏が一連の動きを「意味のないパフォーマンス」と批判したことについて「パフォーマンスというのは一方的ではないか。党執行部が(所属議員の不満を)受け止められる場がなかったのかを問い直す必要がある」と述べた【注④-F】ことは大きな意味があります。
民主党が気付かなければならなかったのは、ココです。
一事が万事……与野党協議もこんな感じで壊れているのだろうと思います。

この案件について、今のところ民主党執行部は処分を考えていないとし、個別に説得するよう考えているようでます。【注⑤-A】
まあ……何らかの処分をしようとすれば、離党へと進む可能性がありますし、そうなれば確実に予算関連法案は通過しなくなりますから、それでは民主党執行部は困るわけです……。【注⑤-B】
そもそも状況を変えるための選択肢は、現時点では、
 (1).菅総理が退陣する
 (2).衆議院を解散する
 (3).現状のまま政権に居座って強行する
のいずれかしかありません。【注⑤-C】
(3)では、予算・関連法案が通過しないことは明かです。
では(1)の場合はどうか?と考えるのですが、この場合は次の総理をどうするのか?という問題が密接に関係してきます。
民主党が野党時代に「何度も総理が変わるような状況は異常であり、そういう場合は選挙だ!」と言っていたのですから、衆議院で現状を維持したまま総理が変わる……そんなことで解決できそうにはありません。
そうなると予算・関連法案は通過しないことになります。
そうなると(2)しか残っていませんが、これだけ民主党の支持率が低下した状況で「解散!」と言う勇気があるようには思えません。
しかし……そのままにしておくと一層、国民の支持は離れていきますから統一地方選では勝つことができませんし、時期国政選挙で確実に負けてしまいます。
ここが悩ましいところでしょう。
では、予算・関連法案が通過しなかった場合の選択肢を考えてみると、選択肢そのものは同じですが、状況は逼迫してしまいます。
国民生活に影響が出始めますから、(3)を選択した場合には何を言っても誰も話を聞いてくれないでしょう。
では(1)では?と言っても、野党は話を聞かないでしょう。
そうなると(2)しかないのですが、今のままでは現時点よりも状況が悪化しますから確実に選挙で負けます。
選挙で負けるとわかっていて解散するのか?と考えると、これだけ権力にしがみつきたい人たちなのですから、無理だと思います。
色々なことを言って【注⑤-D】辞任しないようですが、今の状況では何を言っても延命のための言い訳にしか聞こえません。
だいたい今の支持率で大きな事を決めようなんて……ワガママなだけです。
まずは予算を……と思うのであれば、その環境を作らなければならないことがわからないのでしょうか?
予算が通らなければ国民生活に影響がでると本当に思うのであれば、今の状況では通らないのですから、国民生活にマイナスを与えたいと思っているということになります。
やはり国民のことより自分の立場……ということなのでしょうか?

この動きに原口前総務大臣の分党の話【注⑥-A】が重なります。
原口前総務大臣は小沢元代表にも近く、マニフェスト堅持、菅政権批判の立場では16人とは共通しており、16人の行動について「政権に遠心力が働いている結果ということだ」と肯定的な考えを示しています。
このため「党分裂や新党も視野に動く16人と、原口氏は連動している」との観測も流れている【注⑥-B】ようです。
この動きに対して蓮舫行政刷新担当相は、「民主党の原点である無駄ゼロ日本をつくるために全力で仕事をしている。このことを批判される筋合いはまったくない」と反論し、「党内の議論は尽くしたのかどうなのか。いきなり対外的に商業ベースの文章で発表していくことには違和感はある」と原口氏を批判したようです。【注⑥-C】
しかし……前者の主張に対しては国民との契約であるマニフェストを横に置いてしまっても良いという理由にはなりませんし、後者については「漢字が読めない総理」とか「やるやる詐欺」とか……そういう類のキャッチフレーズを作るようなことまでして色々とマスコミを利用し、社会を煽ってきたのが民主党の手法ですから、都合が悪くなると「違和感がある」では説得力はありません
さらに蓮舫行政刷新担当相は、「国民のために一番最優先しなければいけないのは予算の成立だ。誰のために仕事をしたいのかまったく理解できない」と指摘していますが、国民が望んでいるのは「キチンとした話し合いの結果、まとめられた予算」であって、民主党が独善で決めた赤字垂れ流しの予算ではありません
そういう意味では「誰のために仕事をしたいのかまったく理解できない」という言葉をそのままお返ししたいと思います。
あまり国民をバカにしないでほしいものです。
菅政権が末期的なのは、首相支持派にも退陣論が出ており、逆に分党を示唆する原口前総務大臣にまで「気の毒」と言われてしまっているところです。【注⑥-D】
本来、見方であるはずの人たちに見限られ、そうでない陣営から哀れまれる……これを末期と言わずして何と表現するのでしょう。
これでは国会がキチンと機能するはずがありません。

まあ、「身内」としか会わない【注⑦】ようでは、状況を正しく把握することは困難ですから、状況は悪化するしかないと思います。
情報は幅広く取り入れる……これは当然のことです。
都合の悪いものは知らないという状況では、現状認識が間違いますから、そこから導かれる答えも正しいはずはありません
そもそも民主党政権の間違いは、政権を奪取当初から「身内」だけで国会を運営しようとしたところです。
民主党は2大政党制を目標にしていたはずなのですが、それを機能させようと思うなら協議する相手は、最初から自民党でなければならなかったはずです。
それをしないでいて、今になって「助けて……」では、協議になるはずがありません。
政権交代の前提は、最低でも2大政党が存在し、そこに投じられた多くの票の意味を知って協議・調整していくことです。
しかし、それをしなかった……これは自民党に投票された多数の票を無視することでしかなく、その意味では多くの国民の意志(意見)を無視することに他なりません。
政権交代したから何でもできる!のではありません。
大多数の政策の根幹においては継承していくが、枝葉の部分や手法において方向転換する……これが政権交代です。
そうでなければ、振り回されるのは国民であり、振り回されることで使われるのも国民の税金ですから、無駄は減ることはありません。
そこからして……『理念なき政権交代』または『間違った理念で行われた政権交代』だったわけです。

そこを認識し、国民のために早めの決断を……と思います。


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■■■ 【注】 ■■■

【注①-A】
 ※参考URL:「子ども手当」「特例公債」成立遅れ生活に影響
 ※参考URL:首相「与野党超え予算成立を」…衆院予算委
【注①-B】
 ※参考URL:予算年度内成立、予断許さず…関連法案審議入り
【注②-A】
 ※参考URL:若さゆえ?「安住国対」空回り…法案分割は後退
【注②-B】
 ・朝日ニュースター「激論!クロスファイア」にて
【注②-C】
 ※参考URL:「できると言い張るのは正直ではない」岡田氏
 ※参考URL:高速無料化・子ども手当満額支給、断念方針 民主・岡田氏が表明
【注③-A】
 ※参考URL:「方便」発言受け、社民党も法案反対視野
 ※参考URL:社民党 修正協議打ち切り示唆
 ※参考URL:社民、特例公債法案反対へ…「方便」で方針転換
 ※参考URL:社民、特例公債法案に反対…再可決困難に
 ※参考URL:野党協議に社民復帰…関連法案反対で歩み寄り
 ※参考URL:社民、1カ月ぶり“野党”復帰、予算委野党理事懇に参加
 ※参考URL:特例公債法案、不成立へ…社民・公明が反対
 ※参考URL:首相退陣でも予算関連法案に賛成せず…公明代表

【注③-B】
 ※参考URL:首相公邸で緊急協議も「みんな寝ていた」「首相だけ聞いていた」…
【注④-A】
 ※参考URL:岡田幹事長、予算関連法案「造反考えられない」
 ※参考:首相「あるべきでない姿変えねば」と小沢氏批判
 ※参考URL:離脱表明の議員が初会合、執行部の協力要請警戒
【注④-B】
 ※参考URL:小沢系16人、記者会見要旨
 ※参考URL:小沢系16人、会派離脱願…執行部受理せず
 ※参考URL:会派離脱願提出の民主党衆院議員16人全氏名
 ※参考URL:会派離脱で記者会見「党を捨てるつもりはない」
 ※参考URL:会派離脱願16人、菅政権に「見切り」
 ※参考URL:小沢系16人、会派離脱願…倒閣運動の見方も
【注④-C】
 ※参考URL:離脱、無効と承知でやったと思う…岡田幹事長
【注④-D】
 ※参考URL:玄葉氏「統一選の候補者を考えろ」と批判
 ※参考URL:小沢氏近い海江田経産相も「残念」…会派離脱願
 ※参考URL:厚労相「この世界長いが、理解の範囲外だ」
【注④-E】
 ※参考URL:かつて菅首相も党籍残し、離脱の“前科” 小沢氏は過去に拒否
 ※参考URL:社民連時代の菅首相、党籍残して別会派に参加
【注④-F】
 ※参考URL:民主国対、16人造反阻止で個別説得へ 岡田氏発言には苦言
【注⑤-A】
 ※参考URL:民主、分裂含み…小沢系16人は当面処分せず
 ※参考URL:民主、会派離脱願提出者を個別に説得へ
【注⑤-B】
 ※参考URL:小沢新党もくろむも、造反の展望なし(1)
 ※参考URL:小沢新党もくろむも、造反の展望なし(2)
 ※参考URL:離脱願議員処分か法案再可決か…執行部ジレンマ
【注⑤-C】
 ※参考URL:政局の焦点は菅首相の進退に 解散か総辞職か国民不在の居座りか(1)
 ※参考URL:政局の焦点は菅首相の進退に 解散か総辞職か国民不在の居座りか(2)
【注⑤-D】
 ※参考URL:広がる退陣論、首相また解散に言及
【注⑥-A】
 ※参考URL:「菅政権は打倒せねば…」原口氏、民主分党提唱
 ※参考URL:原口前総務相が分党論 月刊誌のインタビューで
【注⑥-B】
 ※参考URL:菅政権、足元から「不信任」…会派離脱の動き
【注⑥-C】
 ※参考URL:蓮舫氏、原口前総務相の菅政権批判に「筋合いまったくない」と反撃
【注⑥-D】
 ※参考URL:首相支持派にも退陣論…包囲網拡大・揺さぶりへ
 ※参考URL:原口氏「予算案へ協力」離脱表明者に自制求める
 ※参考URL:原口氏が民主幹部の退陣論に「菅さん気の毒」
 ※参考URL:首相「どんな嵐来ても頑張る」解散武器に決意
 ※参考URL:首相、浮上する退陣論に「税改革、実行する」と続投に強い意欲
【注⑦】
 ※参考URL:首相、身内とばかり接触 「情報に疎い」
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