【ひとりごと】or【どこかで誰かと話したこと】で、ほとんどがメモ代わりです。日記をはさみながら気になることや思い付いたことを色々と書こうと思いますが、かなり大雑把に書きますし、比喩表現を使いますので、専門の方からすると「変(正確でない)」と思われることがあるとは思います。また冷たい(厳しい)言葉を使う(らしい)ので、よく「冷たい人」と言われますから、その前提で読んでください。
【政治】民主党政権 #03-20(政権運営)最悪のシナリオへ……#02
2011年02月23日 (水) | 編集 |
前回【注①】の続きです。

通常、このような分裂騒動が発生すると、どこの党と連携するのか?が話題になります。
しかし今回は、そういう話題が出てきません。
問題の根が「政策の違い」というようなモノではない……そう思って、様子を見ているようです。【注②-A】
まあ……この段階で小沢氏に近い議員と手を組むことによるベネフィットとリスクを考えると、様子見にしかならないでしょう。
そもそも、これだけ攻撃しやすい政権も珍しいのではないか?と思いますから、無理してRISKを抱え込む必要はありません
自公政権時には、民主党は言い掛かりのような攻撃をしていましたが、今回は正攻法で攻撃してもネタは尽きません。

いずれにしても現状では予算関連法案が可決される見込みはありません【注②-B】から、そうなると国民生活に影響が出ることになりますので、与党への責任追求は激しくなる方向へ進むしかなくなります。
そうなると解散総選挙をするしかなくなりますが、その時点で現執行部では党として選挙に勝つことができません。
執行部が変わっても、民主党の看板で勝てるかどうかも疑問です。
そうなることを想定すると「民主党が選挙で勝つか負けるか」を考えるより「議員個人として選挙に勝つか負けるか」を考えるようになるでしょう。
そうであれば現執行部を恐れるよりも、国民の目を気にする方が利口です。

さらに……小沢氏の影響が強い岩手県では、県知事も民主党岩手県連も16人の行動に賛同しています【注③-A】から、この流れが地方に拡大すると民主党はどうにもならなくなってしまいます。
そもそも、今の状況では民主党の看板を背負って統一地方選は戦えないと思っている人はたくさんいます。【注③-B】
その上……菅首相のお膝元である東京で「地方の反乱」が起きる様相です。【注③-C】
「菅政権のままでは統一地方選は惨敗する。行動を起こすしかない」との認識から、都内の首長や地方議員を交えた「東京維新の会」(仮称)を来週にも発足させ、原口前総務相が結成する「日本維新の会」と連携して候補者を支援するとのこと……。
こうなってしまうと今後の民主党を考えた上での戦略としては「現状のまま動く」という選択肢はないはずなのですが……。
これ以上、傷口を拡げてどうするのでしょうか?

この流れの中、菅首相は辞任の意志はないようです。【注④-A】
しかし……都合の良い棚をたくさん持っているものです。
「クビを替えたら賛成するとかしないとか、そういう古い政治に戻る気はさらさらない」とは……。
それをし続けて政治に混迷をもたらせたのは民主党だったのはないでしょうか?
それも政策的な話ではなく、「漢字が読めない」とか……そういう政治以外の話で国会を空転させていたのも民主党です。
それでいて……こんなことを……よくも口にできたものだと思います。
その上で「国民にとって何が一番重要、必要かを考えて行動する」と言葉にできるとは……理解できません。
今の支持率を考えれば、ほとんどの国民が民主党政権に期待していないということは理解できると思います。
そもそも、この財政難の中で消費税増税議論をしているのですから、「国民にとって」と言うのであれば税金から支出している億単位の政党助成金を返還するとか大きくカットするとかして、国のためにできることをしてから言ってほしいものです。
そういうことをしないでいて「国民にとって」とは……笑い話にもなりません。
まあ……支持率が1%になっても辞めないと言った人ですから、国民の声は関係ないのでしょうが……。
その上に辞任したくないからと言って解散をチラつかせて民主党内の「菅降ろし」の声を封鎖する……なんとも醜悪な姿でしょう。【注④-B】
これに呼応しているのが、仙谷代表代行です。【注④-C】
自民党の大島副総裁に「菅首相の統治能力が問われている。信を問うべきだ」との訴えに対して、自民党が衆院選で政権を奪還しても参議院で少数与党になると説き、「解散しようがしまいが、ねじれ(国会)で与党がのたうち回る構造は変わらない」と言ったようです。
この根拠は???言っていることの意味がわかりません。
衆議院・参議院問わず、自民党が単独過半数を確保できないことは、本人達が一番よく理解しているでしょう。
その上で政策協議を行って、国会を運営してきたわけです。
民主党が行き詰まっているのは、「夢物語」マニフェストと現実の間で身動きが取れないからです。
現実的な公約で集めた票であれば、アル程度の調整はできたでしょうからココまで酷いことにはなっていないと思います。
それに、この発言を聞いていると『民主党が野党になった場合には、絶対に与党には協力しないから、国会運営が大変だぞ!』と言っているように思え、今のどうにもならない状況の原因を野党に責任転嫁した上で、さらに国会審議を阻害するような腹づもりなのか?と思えて仕方ありません。
民主党は、野党時代にやっていたことが全てアダになっており、これも身動きが取れない要因の一つになっています。
そのことを反省しなければ、政権交代を恒常化させることは無理でしょう。
で……行き詰まったのですが、もう民主党は「首換え」で逃げることもできません。【注④-D】
何と言っても選挙で国民の信を問わないまま、3人目の首相が民主党政権から誕生すると、かつて言っていたことがブーメランのように民主党に突き刺さります。
そう……自民党政権を批判する際に使っていた「政権のたらい回し」という言葉が返って来るのはわかっており、さらに支持率を低下させる要因となります(アレだけ言っていたのですから、1回使っただけでも問題だと思います(死亡・病気等であれば仕方ないでしょうが))。
そういう状況にないとしても……かつての自公政権時代の安倍氏や麻生氏ほど国民に人気がある人もいないので、「首換え」しても支持率の回復は見込めません。
まあ、民主党内では「ポスト菅」の動きが活発化しているようではありますが……。【注④-E】
さらに野党側は菅首相が退陣しても関連法案には賛成しないようですから、一層身動きが取れなくなっています。【注④-F】
そして……当の民主党内からも「時のリーダーがいかに決断するかにかかっている。菅政権を存続させることがわれわれの仕事ではない」、「1カ月以内にわれわれが大きな決断をしなければいけない時期がくる。これからの民主党政権を作るには大きく世代交代していくしか道はない」という声が出ています【注④-G】から、混乱は避けられないでしょう。
今の状態が続けば民主党への支持率は低下する一方ですから、実は今の状態が暫く続いた方が野党からするとメリットやベネフィットが大きいのかもしれません。
最近の野党の動向を見ていると……菅首相の性格を分析して「こうすれば意地になって退陣しないだろう。そうすれば民主党の支持率は低下するから、統一地方選に有利なる。」と考えて行動しているように思えなくもなく、民主党執行部が上手くのせられているように思えます。
ただ……民主党の動向を見ていると菅首相を表舞台から完全に降ろすために野党の戦略を利用しているような感じにも思えるのですが……。

その菅内閣ですが、23日に今国会2回目の党首討論を行うとのことです。【注⑤-A】
そこでどのような討論が見られるのか???
今回はキチンとした討論にしてほしいと思います。
また、その後についてもキチンと議論を尽くして採決をしてほしいと思います。【注⑤-B】
民主党が野党時代にあれだけ問題にしていた強行採決を、与党になった途端に実行し、国民に失望をもたらせました。
今国会では、予算・関連法案という国民生活に直結するものについて議論するのですから、議論を尽くしてほしいと思います。

さあ……これから、どうするつもりなのでしょうか?
統一地方選前に小沢氏問題を何とかして支持率回復を目指す「二匹目のドジョウ」作戦だったのかもしれませんが、国民にネタがバレてしまっていては何もなりませんし、あまりにも時間が掛かりすぎました。
完全に作戦ミスであり、状況把握のアマイとしか言いようがありません。
そもそも参考記事【注⑥-A】にあるように、16人の造反がなくても衆院3分の2議席による再議決を行うためには社民党の協力が不可欠です。
しかし社民党とは安全保障観が根本的に異なっており、今予算において社民党が主張する安全保障予算への対応ができないのが実態です。
記事の表現を借りれば『民主党はすでに「詰んで」いる』となります。
将棋でいえば、既に「詰んで」いることがわかっているにも関わらず、見苦しく指し続けている状態であり、相手が間違ってくれるのを待っているのかもしれませんが、それ以前に自ら悪手を重ねては何もどうしようもありません。
そして社民党に「社民党が新自由主義的な政策や生活を破壊するような政治的な動きに協力していいのか」と特例公債法案に反対する方向で意見集約する姿勢を強調され、「民主党は党内の亀裂を生み出しておいて協力を求めてくるなんて本末転倒で、何を寝ぼけた話をしているのか」と言われては、キレイに投了した方が良いと思います。【注⑥-B】

民主党がやっていることが『国民のためであり、国民の支持を得ることができる』と言うのであれば、小泉内閣のように解散総選挙で国民に信を問えば良いわけです。
しかし……それをしない。【注⑦-A】
自信があるなら、国民に信を問えるはずです。
小泉内閣の悪口を言っていますが、支持率が20%前後で言っても何の意味も持ちません。【注⑦-B】
声を張り上げて政策を口にしても、民主党が「嘘つき」の名を背負ったままでは誰も信じてはくれない……そんなこともわからないのでしょうか?
それが支持率に現れており、現状の支持率は自民党政権の末期よりも低いのでは……と思います。
それを自覚できないわけではないでしょう。
したがって現状の民主党は、国民のために何かをしているということではないということを示しています。
結局、保身のために延命しようとしているのが今の状況でしょう。
しかし……それに国民は気付いています。

どうやら民主党にとって、最悪のシナリオに向かっているように思います。


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■■■ 【注】 ■■■

【注①】
 ※参考URL:【政治】民主党政権 #03-19(政権運営)最悪のシナリオへ……#01
【注②-A】
 ※参考URL:「敵失」の大盤振る舞い、野党どうする(1)
 ※参考URL:「敵失」の大盤振る舞い、野党どうする(2)
 ※参考URL:公明幹事長「首相のリーダーシップないこと改めて露呈」
 ※参考URL:自民に小沢系16人と連携論、民主自壊を期待
【注②-B】
 ※参考:谷垣氏「賛成できる状況でない」予算・税制法案
【注③-A】
 ※参考URL:民主会派離脱、岩手の幹事長「行動共にしたい」
 ※参考URL:岩手知事「大変いいこと」…民主会派離脱願
【注③-B】
 ※参考URL:「不信感根強い」福岡市長選で大敗、民主に動揺
 ※参考URL:「民主」では勝てない 政権低迷…相次ぐ「看板」返上
 ※参考URL:統一地方選候補者集まらず…民主党宮城県連
 ※参考URL:島根知事選、民主が候補擁立断念「逆風厳しい」
 ※参考URL:玄葉氏「悪い状態」謝罪 民主党が全国政調会長会議
 ※参考URL:玄葉氏陳謝、青森県連は首相に政治的決断要求
 ※参考URL:民主、沖縄でも内紛 県連代表選びで亀裂
 ※参考URL:ごたごた民主、不満募らす地方…退陣論も噴出
【注③-C】
 ※参考URL:「小鳩」に近い民主党国会議員が「東京維新の会」結成へ、首相のお膝元でも“反乱”
【注④-A】
 ※参考URL:首相、衆院解散の可能性示唆…党内退陣論に対抗
 ※参考:「歴史的使命感じ頑張る」首相、政権維持へ意欲
【注④-B】
 ※参考URL:首相の解散発言は「本気」?追い込まれれば…
 ※参考URL:解散に含みの発言「首相の専権事項」…岡田氏
【注④-C】
 ※参考URL:解散一本やり大島氏、かわす仙谷氏…TVで舌戦
【注④-D】
 ※参考URL:菅政権退陣でも打開険し…党全体に国民不信感(1/2)
 ※参考URL:菅政権退陣でも打開険し…党全体に国民不信感(2/2)
【注④-E】
 ※参考URL:動き出した「ポスト菅」 前原外相、原口前総務相、玄葉国家戦略相 思惑はさまざま(1/3)
 ※参考URL:動き出した「ポスト菅」 前原外相、原口前総務相、玄葉国家戦略相 思惑はさまざま(2/3)
 ※参考URL:動き出した「ポスト菅」 前原外相、原口前総務相、玄葉国家戦略相 思惑はさまざま(3/3)
【注④-F】
 ※参考URL:自民幹事長、菅首相退陣でも関連法案賛成せず
 ※参考URL:首相退陣しても主要法案賛成せず…自民幹事長
【注④-G】
 ※参考URL首相、一体改革問う衆院解散に言及
【注⑤-A】
 ※参考URL:23日の党首討論を正式決定
【注⑤-B】
 ※参考URL:自民・石原氏、予算案に「議論を尽くして採決を」
【注⑥-A】
 ※参考URL:菅政権退陣でも打開険し…党全体に国民不信感(1/2)
 ※参考URL:菅政権退陣でも打開険し…党全体に国民不信感(2/2)
【注⑥-B】
 ※参考URL:社民、特例公債法案反対へ 民主亀裂には「本末転倒」
【注⑦-A】
 ※参考URL:菅首相、支持なき“小泉流” 内閣支持率16%に(1/3)
 ※参考URL:菅首相、支持なき“小泉流” 内閣支持率16%に(2/3)
 ※参考URL:菅首相、支持なき“小泉流” 内閣支持率16%に(3/3)
・菅首相は、小泉改革について
  (1).小泉改革の結果、格差が拡がった。
  (2).今の状況を考えれば失敗だった
  (3).政治は結果責任だ。
 と述べています。
・しかし、これらは国民の大多数が選択した結果であって、今の菅内閣のように国民の支持がない状態で政権が「したいことをさせろ!」と言うのとは根本的に異なります。
・また竹中元財務大臣がどこかで言っていましたが、「小泉改革が失敗したのは計画全体が実施できなかったからであって、改革の方法論が間違っていたわけではない」ということもあります。要するに当時の野党が、改革に必要なことを潰したことが要因の一つとして存在しているということです。
・政治に「もし……」はありませんが、小泉改革の計画全体が実施されていれば、もしかすると今のような状況にはならず、もっと良い形に落ち着いていた可能性もあります。したがって民主党政権が「改革は失敗だった」というのは、「失敗させた原因を作ったのは誰?」と問われた場合、キチンとした反論ができないはずなのです。
・この辺りにも「都合が悪いことは他人の責任」という民主党の論理が見て取ることができます。
【注⑦-B】
 ※参考URL:首相、低支持率でも強気「政策で挽回」
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