【ひとりごと】or【どこかで誰かと話したこと】で、ほとんどがメモ代わりです。日記をはさみながら気になることや思い付いたことを色々と書こうと思いますが、かなり大雑把に書きますし、比喩表現を使いますので、専門の方からすると「変(正確でない)」と思われることがあるとは思います。また冷たい(厳しい)言葉を使う(らしい)ので、よく「冷たい人」と言われますから、その前提で読んでください。
【健康】食の安全 #01-02
2010年03月12日 (金) | 編集 |
2010/02/19に2009/10/01発表分の『EFSAが発表した一般機能健康強調表示についての意見』を載せました。【注①】
その第2段です。
意見の概要は「NDAパネルはビタミンやミネラルに関するもののようにその主張を支持する十分な科学的根拠があるときにポジティブに評価する。2回目の一連の主張のほとんどについては、EFSAに提出された情報の質が悪いために否定的意見となった。」というものであり、あまり良い結果は出ていません。
この類のものは「本当に良い物なのか?」、その逆に「本当に悪い物なのか?」をキチンと考える必用があります。
これについては食の安全も同じであり、メディアの情報に踊らされる必要はありません。
もともとメディアにはスポンサーが付いていますから、そのスポンサーに不利な情報をキチンと流しているかどうかは疑っておく必要があります。
これは、「良い」とされたものについても「スポンサーに有利だから情報を流しているのでは?」と考えてみる必用があるということです。
悪いわけではないが特に良いわけでもない……そういうものを高価で販売していることがあります。
これ自体は「悪いものではない」ので、直接的にはデメリットがあるわけではありませんが、支払った金額を他に投入できればメリットが生まれた可能性がありますので、リスクの一種と考えることはできます。

以下に2010/02/26 EFSA(European Food Safety Authority / 欧州食品安全機関)が発表した一般機能健康強調表示についての意見を載せます。
長くなりますので追記に書きます。……(「続きを読む」をクリックしてください)

 helth(S).jpg
 (この絵については、こちら

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【注①】EFSAが発表した一般機能健康強調表示についての意見(2010/10/01発表分)
 ※参考:【健康】食の安全 #01-01
【詳細記事】

■■■EFSAが発表した一般機能健康強調表示についての意見#02(2010/02/26)■■■

EFSA publishes second series of opinions on ‘general function’ health claims
25 February 2010
※参考URL
NDAパネルは「一般機能」健康強調表示リストに関する2回目の一連の意見を発表した。
NDAパネルはビタミンやミネラルに関するもののようにその主張を支持する十分な科学的根拠があるときにポジティブに評価する。2回目の一連の主張のほとんどについては、EFSAに提出された情報の質が悪いために否定的意見となった。
以下のような内容を含む:
・その主張のもとになる物質の同定に関する情報の欠如、たとえば「プロバイオティクス」
・主張されている効果が人体の機能の維持や改善に利益があるという情報の欠如、たとえば「抗酸化活性がある」
・主張されている健康上の利益について信頼できる基準を用いたヒト試験の欠如

個別意見
 参考URL
 ○……因果関係が確立されているもの
 △……条件付きで因果関係が確立されているもの
 ×……因果関係が確立されていないもの
 □……その他(根拠不十分等)

★リノール酸と神経機能維持
 ※参考URL
 × リノール酸による「脳の発達と神経感覚機能成熟」についての申請。食事由来のリノール酸と正常な神経機能維持の間に因果関係は確立されていない。

★乾燥プルーンと正常な腸機能の維持
 ※参考URL
 □ ヒトの介入試験のデータでは群間に有意差がないなど提出された根拠は乾燥プルーンと正常な腸機能の維持の因果関係を確立するには不十分である。

★Lactobacillus rhamnosus LB21 NCIMB 40564と病原性の可能性のある腸内細菌の減少、消化管の健康、口腔内ミュータンス菌の減少
 ※参考URL
 □ 消化管の健康については定義が十分でない。
 × 他は因果関係は確立されていない。

★メソゼアキサンチンと視力維持
 ※参考URL
 × 因果関係は確立されていない。

★Lactobacillus plantarum 299v (DSM 9843)と「免疫系」
 ※参考URL
 □ 「免疫系」の定義が十分でない

★正常な血中グルコース濃度維持に関する各種食品/食品成分
 ※参考URL
 × 治療中の糖尿病患者でのデータは健康なヒトでの効果を予想しない。動物実験やin vitro試験では十分でない。因果関係は確立されていない。
 (個別成分としてはタマネギ、ゴーヤ、ニワトコ、ムラサキフトモモ、ブラックベリー、ウマゴヤシ、ギムネマ、スピルリナ、ウワウルシ、ユーカリなどいろいろ)

★血糖値をあまり上げない/下げるあるいはグリセミック指数低い炭水化物
 ※参考URL
 □ 定義が不十分

★関節や骨や筋肉維持
 ※参考URL
 × 因果関係は確立されていない。
 (ヘスペリジン、柑橘バイオフラボノイド、Sアデノシルメチオニン、ナリンギン、ムコ多糖、イソフラボン、アボカド、ジンジャー、ターメリック、クルクミン、キャッツクロウ、イラクサなど)

★細胞のエイジング防止、抗酸化活性、抗酸化物を多く含む、DNAやタンパク質や脂質を酸化的ダメージから守る
 ※参考URL
 × 申請されたのは大量。抗酸化活性が生理的に有用であるという根拠がない
 (ハーブやニンジンや食品など、とにかく多数。抗酸化活性が高いからいいという類の話は根拠がないと。)

★ルテインと視力維持
 ※参考URL
 □ 因果関係を確立するには不十分である

★同定されていない細菌や酵母
 ※参考URL
 □ 健康強調表示のもとになる細菌や酵母が明確に同定されていない

★アルファリポ酸と体脂質の酸化的傷害からの保護、正常な血中コレステロール濃度の維持、正常な血糖値の維持、および遺伝子や遺伝子転写の再生とNFκB活性への影響
 ※参考URL
 × 因果関係は確立されていない。

★ステアリン酸と正常な血中コレステロール濃度の維持
 ※参考URL
 × 因果関係は確立されていない。

★ビタミンDと正常な免疫系機能や炎症反応、正常な筋機能維持、正常な心血管機能維持
 ※参考URL
 ○ 免疫機能と筋機能については因果関係は確立されている。
 × 心血管機能については因果関係は確立されていない。

★アラビアガムと食後血糖値反応抑制、正常な血糖値維持
 ※参考URL
 × 因果関係は確立されていない。

★メラトニンと時差ぼけ軽減、寝付きやすさ、睡眠の質改善
 ※参考URL
 ○ 時差ぼけ軽減については因果関係が確立されている。
 × 入眠時間削減と睡眠の質改善については因果関係は確立されていない。

★Lactobacillus plantarum BFE 1685と病原性腸内微生物減少
 ※参考URL
 × 因果関係は確立されていない。

★グアガムと正常な血糖値維持、満腹感増加、正常な血中コレステロール濃度維持
 ※参考URL
 × 血糖値と満腹感については因果関係は確立されていない。
 △ 血中コレステロール濃度の抑制については1日10g以上の摂取で因果関係は確立されている。

★発酵乳清と「腸の健康」
 ※参考URL
 × 因果関係は確立されていない

★緑茶のカテキンや紅茶のタンニンを含む茶とDNAやタンパク質や脂質を酸化的傷害から守る、歯のプラークでの酸生産抑制、骨維持、病原性腸内細菌の減少、視力維持、正常血圧維持、正常血中コレステロール濃度維持
 ※参考URL
 × 全て因果関係は確立されていない

★砂糖なしチューインガムと歯のプラークの減少
 ※参考URL
 × 因果関係は確立されていない

★ベータグルカンと正常血糖値の維持
 ※参考URL
 × 因果関係は確立されていない

★アルファシクロデキストリンと食後血糖値反応削減、正常体重維持
 ※参考URL
 □ 食後血糖については根拠不十分。
 × 体重管理については因果関係は確立されていない

★ガンマリノレン酸と関節維持、痩せた後の体重維持、正常血圧維持、正常血中コレステロール濃度維持、骨の維持
 ※参考URL
 × 全て因果関係は確立されていない

★重曹と胃酸濃度削減
 ※参考URL
 × 因果関係は確立されていない

★部分加水分解グアガムと満腹感増加、正常体重維持、正常血中トリグリセリド濃度維持、食後血糖反応削減、正常血糖値維持
 ※参考URL
 × 全て因果関係は確立されていない

★キサンタンガムと満腹感増加
 ※参考URL
 × 因果関係は確立されていない

★カリウムと正常な筋および神経機能維持、正常血圧維持
 ※参考URL
 × 因果関係は確立されている

★C12ペプチドと正常血圧維持
 ※参考URL
 × 因果関係は確立されていない

★ハチミツと、「抗酸化植物由来成分が含まれるための呼吸器の健康」「有効物質の独特の組成比で人体にエネルギーを足す」「代謝と免疫系を活性化する」
 ※参考URL
 × ハチミツが十分定義されていない。因果関係は確立されていない

★体重コントロール、体重削減、減量後の体重維持と食事代用品
 ※参考URL
 ○ 因果関係は確立されている。一般的に1食あたり250kcalまでのタンパク質含量の少なくない食事代用品について当てはまる。


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