【ひとりごと】or【どこかで誰かと話したこと】で、ほとんどがメモ代わりです。日記をはさみながら気になることや思い付いたことを色々と書こうと思いますが、かなり大雑把に書きますし、比喩表現を使いますので、専門の方からすると「変(正確でない)」と思われることがあるとは思います。また冷たい(厳しい)言葉を使う(らしい)ので、よく「冷たい人」と言われますから、その前提で読んでください。
【社会】所謂「薬害エイズ訴訟」について #04
2011年06月27日 (月) | 編集 |
前回【注①】の続きです。

ここに血液製剤の製造法の問題が立ちはだかります。
日本において血液を集めるのは献血という方法であり、この権限は日赤が持っています。
この献血という制度は、無償行為です。
これはWHOが売血を否定しているからであり、その意味では私企業ではなく日赤で集めるという考え方は正しいと言えます。
しかし……日赤は血液製剤を製造することができませんでした。
一方の私企業は、血液製剤を製造する権利は有していましたが、原料となる血液がありませんでした。

ここで「献血」という考え方が立ちはだかります。
要するに「無償提供された血液を原料として商品を製造する」ということの是非が問われるわけです。
ここの解決ができない……無償提供による献血に頼っている以上、できるわけがないのですが……これが問題の鍵となります。

WHOが売血を禁止しているにも関わらず、アメリカでは赤十字社を独占禁止法違反としてしまったために、血液製剤の製造に私企業が進出しました。
これにより、非加熱製剤市場はアメリカ企業に独占されることになります。

これでおわかりでしょうが、日本では献血に頼っていたために非加熱製剤を製造できませんでしたが、血友病患者は存在していますから、非加熱製剤が必要となります。
そうなると……アメリカから輸入することになるわけです。

この輸入されたものにAIDSウィルスが含まれていました。


(続く)


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【注①】
 ※参考:【社会】所謂「エイズ薬害訴訟」について #03


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【関連資料】

■血友病治療とエイズを取り巻く出来事
1978.08【日本】非加熱製剤を承認
1981.01【MMWR】アメリカでカリニ肺炎による死亡者の報告
1981.06【MMWR】アメリカでカリニ肺炎を報告
1981.07【Lancet】でカポジ肉腫の報告
1982.09【MMWR】AIDSと命名
1982.09【CDC】AIDSを「顕著な免疫不全、免疫機能低下と誘発するような他原因の不存在、日和見感染またはカポジ肉腫」と定義
1982.09【NHF】「血友病患者は決して自己判断で治療方法を変更してはならない(この時点では非加熱製剤による治療が主)」
1982.12【FDA】「現段階ではいかなる生物製剤基準の変更も勧告しない」と結論
1982.12【NHF】幼児(4歳以下)、バージンケース、軽症者については、クリオによる治療を推奨
1983.05【NHF】血友病患者のエイズ発症率は極めて低いので、患者は治療医師の処方どおり濃縮製剤あるいはクリオの使用を継続するように勧告
1983.06【WFH】「現時点では治療法の変更はしない、現在の治療を継続すべきである」と決議
1984.04【Lancet】モンタニエ博士、シヌシ博士らがエイズ患者から新しいレトロウィルスを分離を報告
1984.08【WFH】前年の決議を再確認
1984.10【NHF】4歳以下の乳幼児とバージンケースに限り、クリオによる治療を勧告
1985.01【CDC】AIDSを「エイズ原因ウィルスの検出または同ウィルス抗体の陽性の症状に見る日和見感染およびリンパ系腫瘍」と定義を改訂
1985.04【WHO】加熱製剤の使用を勧告
1985.12【日本】加熱製剤の製造を承認
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