【ひとりごと】or【どこかで誰かと話したこと】で、ほとんどがメモ代わりです。日記をはさみながら気になることや思い付いたことを色々と書こうと思いますが、かなり大雑把に書きますし、比喩表現を使いますので、専門の方からすると「変(正確でない)」と思われることがあるとは思います。また冷たい(厳しい)言葉を使う(らしい)ので、よく「冷たい人」と言われますから、その前提で読んでください。
【政治】民主党政権 #25-24(東日本大震災)
2011年06月05日 (日) | 編集 |
民主党政権は、東京電力福島第1原発事故の被災者を「国策による被害者」と位置付けました。【注①】
責任回避も甚だしい……。
「自然災害によるもの」と「管政権の判断ミスによるもの」をキチンと切り分けなければならないにも関わらず、全てを原子力政策そのものの問題に責任を転嫁しています。
その上で対応に必要となる予算は先送りだそうで、本気で対応するつもりがあるのかどうか?疑問です。
そもそも……これらの問題をゴチャゴチャにしているから、前に進まない……それだけのことなのですが……。

で、そんな無責任な民主党政権ですが、とりあえず原発事故対応について工程表を作成しました。【注②-A】
これは間違いなく「東電任せ」という批判をかわしたいから……にほかなりません。
菅政権の原発事故対応には、国民の中に強い不信感が広がっています。
これを払拭したいのでしょうが、この工程表に責任が持てるのか?と思います。
政府が作り、公表した工程表なのですから、政府が責任を負わなければなりません
それが理解できているのでしょうか?
そのような無責任さは発言となって出てきます。【注②-B】
菅直人首相
 ・(福島県飯舘村議会の要望を受けた際)皆さんも議員として地元の有権者の皆さんから突き上げというか、大変な要請も受けていると思う。
平田オリザ内閣官房参与
 ・(福島第1原発事故対応で汚染水を海に放出した原因について)理解いただきたいのは、流された(汚染)水は非常に低濃度で、量も少ない。米政府からの強い要請で流れた。
馬淵澄夫首相補佐官(原子力発電所問題担当)
 ・(原発事故について)原子炉の火は神様の火で、手がつけられない。
 ・( 〃 )秘密のことが多くてほとんど何も語れない。
被災地のことを考えていない……他人事としてしか捉えていないということが、よくわかります。
このような失言(この人たちの本音でしょうが……)が飛び出すことを恐れてか……菅直人首相「ぶら下がり取材」の再開を拒否しています。【注②-C】
国民サイドの疑問に答えるのも首相の仕事ですから、これは仕事の放棄でしかないと言えます。

その問題になっている原発事故についてですが、このブログで何度か触れているように本来は、
 (1).自然災害によるもの
 (2).管政権の判断ミスによるもの
 (3).東京電力の事故発生時の想定不足によるもの
に分けて考える必要があります。
この中で本来、東京電力が責を負うのは(3)に関するものだけのはずなのですが、管政権もマスコミも……全てを東京電力の責任にしています。
これは、あまりにもおかしな話です。
(1)についても(3)でシッカリ対策を取っていれば……という議論はあっても良いでしょうが、その場合には施設整備費を考えれば電気代は2倍では足りませんから、それは電気代に跳ね返ることを考えておかなければなりません。
それでは現状の経済は支えることはできませんから、現状の社会制度も支えることはできません
ということは……初期段階で(3)を想定しうる最大の設備を整備していたとすれば、現状の生活はありません。
となると……今ほどの医療体制は作られていませんし、今ほどの社会保障制度も作られていません
それによる社会的損失を計算した上で(3)の話はしなければなりません。
そこまで考えている人がどれだけいるのでしょうか?
そもそも……現状で責任の全てを東京電力の責任と誘導しているのは、管政権です。
それは……(2)に突っ込まれたくからに他なりません。
今回の被害は、管首相の判断ミスで現状のような拡大した状況になりました。
そこでの判断ミスがなければ、確かに原発事故は発生していたでしょうが、現状のような拡大したものにはなっていなかったと予想されます。
そこは切り分けておく必要があります。
さらに言えば(2)を追求されれば、国費による賠償が大きくなりますから、当然、責任問題になります。
これは管首相の責任問題だけでは終わりません。
国費による賠償が大きくなれば、どこかから財源を捻出しなければならなくなりますから、民主党のマニフェストに書かれたバラマキ4Kは全て崩壊することになります。
そうならないように……民主党政権は懸命に東京電力の責任にしようとしています。
これが現状です。
で、これに異を唱えたのが与謝野馨経済財政担当相です。【注③】
与謝野馨経済財政担当相
 ・(福島第1原発事故について)神様の仕業としか説明できない。
 ・神様の仕業とは自然現象だ。人間の予想や知恵をはるかに超える津波が起きたのは自然現象であり、あたかも原子力事業者が事故の発生原因まで責任を負わなければいけないという言動があるのはおかしなことだ。
と指摘し、過剰な東京電力批判に疑問を呈しています。
こういう視点が必要なのですが、保身内閣にはそんな発想は無理でしょう。

で、東京電力福島第一原子力発電所で起きたメルトダウンが約2か月後に判明したことについて
菅首相
 ・私が国民に言ったことが根本的に違っていた。東電の推測が違うことに政府も対応できなかったという意味では大変申し訳ない。
と陳謝しました【注④-A】が、ここでも東京電力の責任をチラつかせています。
結局、東京電力のデータの検証を行わなかった自称「専門家」たる管首相の責任です。
専門家であれば、キチンと責任を持って検証しなければならなかったことです。
それをしないで色々と口にしていたのですから、何をしていたのか?と疑問です。
責任回避策でも練っていたのでしょうか?
そもそも……この自称「専門家」が被害を拡大してしまったのですから、今さら何がわかっても驚きはしませんが……。
このような状況に民主党内からも
鳩山前首相(民主党)
 ・(東京電力福島第一原子力発電所事故について)想定が十分できる範囲の事故だったにもかかわらず、いまだに放射能流出を完全に止めることが出来ていない。事実も必ずしも国民に明らかにされておらず、政府の責任を大変重く受け止めなければならない。
という声があがっています。【注④-B】
そもそも管政権にNo!を言っていないのは、管内閣と現民主党執行部だけではないでしょうか?
それ以外で、面だって発言している人を知りません。
こんなレベルの集団に国政を任せたくはありません。

そして東日本大震災の復興ビジョンを描く「復興構想会議」についてですが、その会議の構造があまりに子どもっぽい(と言うと子どもに失礼なのですが……)ため、十分に機能していません。【注⑤-A】
飯尾潤検討部会部会長(政策研究大学院大学教授)
 ・私どもの会議は親会議に報告をするだけなんです。
実際にしている作業は、
 ・中央省庁から取り寄せた資料を親会議の復興構想会議への報告用にまとめるだけ。
 ・毎回、議論をどう進めるべきかの議論に終始している。
というものです。
これでは、ヤル気が出ないでしょう。
これは構造的な欠陥です。
権限も責任も与えられなければ、こんなことになるのは明かです。
これは原発事故調査委員会でも同じです。【注⑤-B】
権限を与えられない組織では、十分に機能しません。
まあ……原発事故調査委員会は十分に機能してほしくないのでしょうが……。

で、そんな根本的な問題を棚上げして、民主党国会議員を対象にした被災者支援策の説明会を開催しました。【注⑥-A】
仙谷由人官房副長官
 ・ないない尽くしの中、平時の法体系を乗り越えて仕事をやってきた自負はある。
 ・(メディアに対して)あれができていない、これもできていないという話ばかりが報道される。おかしいなと思っていた。
おいおい……「ないない尽くし」にしたのは、民主党政権の無策無能によるものですから、自負というのは違うのではないか?と思いますが……。
そんなことを言っているから、後手後手にまわって、被災地への被害が拡大しているのだと認識するべきです。
その上でメディアに対して「あれができていない、これもできていないという話ばかり」と言っていますが、実際そういう状態なのですから仕方ないでしょう。
その上で仙谷由人官房副長官は、
 ・震災復興が遅れているとは全然思わない。被災地の市町村の力もそれぞれ違う以上、それを『遅れている』という国民は木を見て森を見ていない。
 ・より早く仮設住宅や医療施設、法律相談態勢を作るのに、今から急に(必要な)人材を作れといわれても一朝一夕にはできない。
と述べています。
あの……何に対して「遅れていない」と言っているのか?が理解できません。
神戸震災の状況から類推すれば、明らかに「遅れている」と言わざるをえません。
木を見て森を見ていない」のは、民主党政権の側です。
まあ……民主党政権の言う「森」は、「民主党」ということでしかないことは誰の目にも明かですから……。
また「被災地の市町村の力もそれぞれ違う」とは何を言っているのでしょう?
被災地の自治体そのものが業務停止に近い状況にあるにも関わらず、こんなことを口にできるとは……信じられません。
そういう状況まで考慮して、国民のためにどうするのか?を考えるのが政府の仕事であり、政治家の責任です。
それを責任転嫁する時点で問題でしょう。
要するに……無策無能を認めたのと同じだということです。
その上で「今から急に」って……。
震災発生からどれだけの時間が過ぎたのでしょう?
これぐらいのことであれば……何が必要になるのか?予測できたはずです。
それを放置していたのですから言い訳でしかないと言えます。
まあ……そういうことに気付かなかったのであれば……やはり「木を見て森を見ていない」のは、民主党政権の側だということになるのですが……。
他人のせいにする前に政府の責任を自覚してほしいものです。

あまりにもレベルが低すぎる……。
そんなことだから被害の拡大が止まらないのでしょう。
人間の被害ばかり報道されていますが、この政府の対応の遅れで、どれだけの動物たちが被害に遭っているのか……。
命の重さを感じることができない人たちに、権力を持たせた結果がコレです。


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■■■ 【注】 ■■■

【注①】
 ※参考URL:東電賠償は秋以降 「国策による被災者」
 ※参考URL:帰宅時期、明記せず…原発被災者支援の工程表
【注②-A】
 ※参考URL:菅政権の工程表、「東電任せ」の批判かわす狙い
【注②-B】
 ※参考URL:緩む官邸、失言3連発 首相は住民要求を「突き上げ」、官房参与は「米要求で汚染水放出」
【注②-C】
 ※参考URL:首相、今月3回目の会見 失言防止? ぶら下がり取材は拒否
【注③】
 ※参考URL:与謝野氏「福島原発事故は神様の仕業」 過剰な東電批判を疑問視
【注④-A】
 ※参考URL:菅首相「国民に言ったことが違っていた」と陳謝
【注④-B】
 ※参考URL:想定が十分できる範囲の事故だった…鳩山前首相
【注⑤-A】
 ※参考URL:成果もやる気も見えない復興検討部会
【注⑤-B】
 ※参考URL:原発事故調査委 権限なければ解明できず
【注⑥-A】
 ※参考URL:メディアに責任転嫁 仙谷氏
【注⑥-B】
 ※参考URL:仙谷氏、「震災対策は全然遅れていない」
 ※参考URL:世論も「木を見て森を見ず」 対応遅れの批判に仙谷氏
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