【ひとりごと】or【どこかで誰かと話したこと】で、ほとんどがメモ代わりです。日記をはさみながら気になることや思い付いたことを色々と書こうと思いますが、かなり大雑把に書きますし、比喩表現を使いますので、専門の方からすると「変(正確でない)」と思われることがあるとは思います。また冷たい(厳しい)言葉を使う(らしい)ので、よく「冷たい人」と言われますから、その前提で読んでください。
【政治】民主党政権 #03-45(政権運営)
2011年06月30日 (木) | 編集 |
管首相の退陣を巡って、相変わらず混乱が続く国会ですが……。
ようやく管首相退陣の条件を口にしました。【注①-A】

菅直人首相
 ・(6月2日に辞意表明の際に示した退陣時期について)平成23年度第2次補正予算案、再生エネルギー特別措置法案、公債発行特例法案の成立が一つのめどになる。


結局……権力にしがみついていたいのでしょう。
この条件から見えてくるのは、それだけです。
まあ……平成23年度第2次補正予算案は、与野党協議で何とかなるでしょう。
しかし公債発行特例法案は、民主党側で調整しなければ話が進まないことです。
これについては民主自民公明3党合意で、こども手当を始めとするバラマキ政策を止める(縮小する)ことが条件となっています。
したがってアクションを起こさなければならないのは、民主党です。
民主党の中で話がまとまれば良いのですが、それを放置しているのですから、どうにもならないのは誰の目にも明かです。
そうなると、この条件は延命のための策でしかないということになります。
そして再生エネルギー特別措置法案ですが、これについては今後、時間を掛けて方向性を考えていくべきことです。
今すぐにドウコウできるものではありませんし、早急に結論を出すモノでも、出せるモノでもありません。
それがわかっていながら公言するということは、言い換えれば「権力にしがみついていたい」ということでしかない……そういうことです。
そんなことは誰の目にも明かです。
したがって、記者から「2次補正、特例公債、再生エネルギー法が成立しなったら、9月以降も続投するか」と質問されることになります。【注①-B】

菅直人首相
 ・2次補正、特例公債、再生エネルギー法の成立をもって『一定のめど』と申し上げている。
  →今国会中の退陣は明言しなかった。
 ・次期国政選挙でも最大の争点になると思っている。
 ・原子力行政の方向性を示すことができればと考えている。
 ・残された時間を完全燃焼する覚悟で三つの課題に取り組む。


結局は、嘘の上に嘘を積み重ねて延命を謀っている状況なのでしょう。
さらに民主党の両院議員総会でも……。【注①-C】

菅直人首相
 ・(エネルギー政策の見直しについて)次期国政選挙でも最大の争点になると思っている。
 ・原子力行政の方向性を示すことができればと考えている。
 ・残された時間を完全燃焼する覚悟で三つの課題に取り組む。


こんなことで本論から逃げ続けている菅首相……。
そもそも問題のすり替えをしています。
まず管首相が考えなければならないのは、未来のことではなく、過去の責任です。
地震直後からの選択ミスの数々、そして情報隠し……。
それを清算しないでいて、何の覚悟なのでしょう?
責任を取らないような人の覚悟など、何の役にもたちません。

これについて民主党内では、岡田幹事長らが『特別措置法案に関しては「成立」までを首相退陣の条件としない』考えを示しています。【注②】
この辺りで民主党内での調整が必要となるでしょう。

しかし……この混乱した状況で禁じ手を使ってしまった管首相【注③】
管首相は、浜田和幸自民党参院議員を政府内に取り込むよう引き抜き工作を行い、それに対して与野党双方から反発を受けています。
この仕掛け人は、亀井静香国民新党代表石井一民主党副代表です。
両者の頭にあったのは、野党議員にポストをちらつかせて与党入りを促し、衆参のねじれを解消する……すなわち現政権の延命工作の一環です。
亀井国民新党代表は10人以上の野党参院議員と極秘に接触し、離党を促し、1人だけが釣り針にかかりました。
それが浜田和幸参院議員です。

これについては民主党内でも強い反発が出ています。【注④】

仙谷由人官房副長官
 ・こんなことをしたら、大変なことになる。よりによって石破茂自民党政調会長の地元から引っこ抜くなんて。
 ・(社会保障と税の一体改革の成案取りまとめが大詰めを迎えていることを挙げ)積み上げてきたものが、すべてパーになりかねない。
枝野官房長官
 ・厳しい意見が少なからずあることは承知している。謙虚に受け止める必要がある。
野田佳彦財務相
 ・国会審議を考えると、野党の態度硬化は非常に厳しい状況だ。正面玄関に立って、野党に頭を下げて協力をお願いするのが筋だ。
 ・(特例公債法案の成立が厳しい状況になったことについて)3党(民主・自民・公明)で合意したことを誠実に履行しながら、特例公債法の成立を目指すしかない。
玄葉光一郎国家戦略担当相
 ・8月末を待たずに、3つの法案が成立すれば代表を退くということを(昨日の記者会見で)言ったと理解している。
 ・そもそも論として退陣表明を6月2日にしてしまった以上は、後かたづけの術(すべ)を考える必要がある。
 ・(首相が自民党の浜田和幸参院議員を総務政務官に起用したことについて)これからの与野党交渉のハードルを高くしたということは間違いない。
中野国家公安委員長
 ・私も国会議員として馬齢を重ねているが、昨日の一連のことは、かなり想定外のことが多く、なかなかコメントしにくい。
江田五月法相
 ・心浮き立つ状況ではない。私としては法務と環境の行政をしっかりやることに尽きる。さらに特命で政府と党の関係調整とか言われても、これ以上兼務はなかなかできない。
安住淳国対委員長
 ・国会運営が困難になるぞ。これで70日間で重要法案が通らなくなった。
 ・こんなことでは、2011年度第2次補正予算案、特例公債法案、再生可能エネルギー特別措置法案なんか、責任は持てない。
 ・われわれも国会がそんなにうまくいくとは思っていない。
 ・(さらに菅首相が退陣の条件にあげた再生エネルギー特別措置法案について)見通しを付けることが次(首相退陣)に進むことになる。
 ・(逢沢一郎自民党国対委員長に対して、浜田和幸参院議員を総務政務官に一本釣りしたことについて)昨日のことはわれわれも驚いています。申し訳ありません!~今日は坊主にしてこようと思ったんですが
羽田雄一郎参院国対委員長
 ・参院自民党は相当態度を硬化させている。
原口一博前総務相
 ・退任する総理がなぜ(原子力行政の)方向性を出すのか理解に苦しむ。退陣表明を聞いた時は、条件が付いているとは思わなかった。花道は人が作るもので、自分で作るものではない。総理の言葉は重い。責任を取ってこそ、政治に信頼が取り戻せる。
平田健二民主党参院幹事長
 ・国会の運営に大きな重大な影響を与える。逆効果で、大変迷惑を受けている。
 ・内閣人事は参院民主党には非常に迷惑。大山鳴動してネズミ一匹というか逆効果だったのではないか。
与党幹部
 ・辞めるといった人は、失うものがないから強いね。


これで与党内をどうまとめていくのでしょうか?
与党内で意見が集約できなければ、何も進みません。
それとも……進まないことが管首相の目的なのでしょうか?
何も前に進まないなら、それだけ政権は延命できます。
そう考えると全てのピースがはまります。
しかし……そんな人にTOPに居座られること、それは日本国民にとっての不幸です。
そんな人をTOPに選んだのですから、民主党内で話をつけるのが筋でしょう。

当然の如く、野党の反発は強く、今後の国会運営に暗い影を落としています。【注⑤】

谷垣禎一自民党総裁
 ・首相は(政権運営には)行き詰まり、暴走を始めた。自民党の協力は一切、いらないということだ。
大島理森自民党副総裁
 ・内閣と自民党との間の信頼感は全くなくなると警告する。
石原伸晃自民党幹事長
 ・自民党、民主党執行部との信頼関係をズタズタにした。
 ・(浜田氏に対して)政党人として本当に許されない行為だ。自民党の支援者、同僚議員の協力で議席を得たにもかかわらず、目の前にぶら下げられたニンジンに飛びつくさもしい人だ。
 ・政権はもはや暴走状態にある。自民党の協力はいらないと宣言したに等しい。それによって停滞が生じたとすればそれは政権の責任である。
逢沢一郎自民党国対委員長
 ・与野党が関係を再構築して被災地のために力を合わせてやっていこうとする機運を、首相自らが破壊した。怒り、憤りを通り越した思いだ。
 ・(安住淳民主党国対委員長が国会運営の観点から人事に苦言を呈したことについて)国会が難しくなるなら、体を張って止めさせればいい。官邸、民主党執行部がやっていることは意味不明で理解不能だ。
 ・(安住淳民主党国対委員長の「申し訳ない」に対して)首相のやることを国対委員長が平謝りするなど、政権の体をなしていない。
 ・(安住淳民主党国対委員長の「見通しを付けることが次(首相退陣)に進むことになる」に対して)そういう環境を整えることが先決だ。
 ・(菅首相が退陣条件とする3案件の成立について)そんなことが菅首相に許される状況ではない。そんな時間はとてもではないが、差し上げられない。
 ・今の民主党は政党の体をなしていない。まして、政権政党であってはならない。
 ・(首相が再生エネルギー特別措置法案が成立しない場合の衆院解散・総選挙を示唆したことについて)各党が目指す方向基本的には同じだ。決して争点で選挙をする代物ではない。
山本一太自民党参院政審会長
 ・自民党の中に手をつっこむ手法は断じて許せない。
自民党閣僚経験者
 ・握手を求めておきながら横っ面を張り倒すような行為。
山口那津男公明党代表
 ・他党の議員を閣内に引っこ抜くという禁じ手を使うのは、協調的な機運をぶちこわしていると言わざるを得ない。自民党として不快な気持ちを持つのはもっともだ。
 ・首相は協調的な機運をぶち壊した。
江田憲司みんなの党幹事長
 ・首相は退陣時期は明示しなかった。法案が成立しなければ永遠に居座ると受け取られかねない説明だ。
 ・あえて自民党の神経を逆なでして、同法案を通さないことで、自らの延命を図るつもりか。
園田博之たちあがれ日本幹事長
 ・場当たり菅の面目躍如だ。世間に受けるからといって思いつきでいうのは、本当に浅はかな首相だ。


今の状況では、野党がこうなるのは仕方ないでしょう。
信頼関係が築けなければ、協議はできません。
そんな社会常識を持ち合わせていない管政権と何を協議しろと……そういうことなのでしょう。
まあ……少し協議のテーブルから離れることです。
国民の支持率が低迷し続ける管政権に与しても、何の得もないのでは?と思います。
確かに、協議に応じないということで多少の非難はあるでしょうが、ワガママを許すわけにはいきません。
あくまでもルールの中で行われてこそ議会は意味があります
ルールのない議会なら、それは法治国家で行われることではありません

しかし……この状況でも『どっちつかず』でいる人も……。【注⑥】

岡田幹事長
 ・方向性が決まった話なので、それを前提に最善の努力をしていこう。


最善って何なのでしょうか?
少なくとも現時点の最善は、与野党協議をスムーズに進行させることです。
そうなると何をすべきか?はハッキリしているでしょう。
そこをハッキリ口にするのも仕事のうちだと思います。
民主党内で、党首を強制的に解任するような制度を作るべきです。
執行部が率先して動かなければならない事態だと認識するべきでしょう。

首相周辺がこのような状況であるにも関わらず、民主党政権から野党の「火に油を注ぐ」ような発言が出てきます。【注⑥-A】

松本龍震災復興担当相
 ・3月11日以来、民主も自民も公明も嫌いだ。


本音はそうなのかもしれませんが、野党の協力が必要な時にする発言ではないでしょう。
現時点で何が必要なのか?全く理解できていません。
この発言について、野党民主党への反発を強めます。【注⑥-B】

逢沢一郎自民党国対委員長
 ・復旧復興の中心に立たなければいけない人が与野党の協力が必要ないと考えているならば、任に当たる資格無しと言わざるを得ない。
漆原良夫公明党国対委員長
 ・信じられない言葉だ。松本氏はどうかしてしまったのか。


このような反発が出ることを予想していなかったのであれば、管首相がやっていることと同レベルの「先を見ていない行為」であり、「先を読む能力が欠如している」と言わざるをえません。
このような反発に対して松本震災復興担当相は「私は政局が大嫌いで、被災者に寄り添うことが私たちの使命であるということを言いたかった。」と釈明していますが、時期が悪すぎます。
要するに……『公と個と私』をゴッチャにしているということです。
当然ですが、管首相任命責任が問われることになるでしょう。
そうなれば国会は空転します。
そういうことまで考えて口を開かなければならないのが、政府関係者です。
その自覚が乏しい……。

そして、輪を掛けて悪いのが管首相解散を匂わす発言です。【注⑦】

谷垣自民党総裁
 ・三陸や福島を見ていると、今すぐ解散というのは非常識だ。だが、あの人はやりかねない。
石破茂自民党政調会長
 ・首相は彼なりに計算し一番いい時期で解散をするはずだ。エネルギー政策を争点とする可能性も否定できない。
 ・政策を絡めてもてあそぶようにしか見えない。
園田たちあがれ日本幹事長
 ・本当に浅はかな首相だ。


管首相思い込みの激しさには驚かされます。
仮に解散総選挙をしても、エネルギー政策は争点にはなりません
誰も「原子力発電が良いもの」とは思っておらず、しかし現状では他の選択肢がない……それだけのことですから……。
発電の問題は、単独で議論できるものではありません
日本経済を縮小し、Co2の排出量を増加させ……という他の問題と同じテーブルの上に置いて考えなければなりません。
そうなると「段階的に廃止」と言うのは簡単なことなのですが、その廃止に伴って発生する問題をどうするのか?とセットで考えなければならないことは誰の目にも明かです。
管首相の能力の低さは、問題をトレードオフしているだけ……という点で顕著に現れます。
その結果が今の国会の空転です。

管政権では、国会を70日延長したにも関わらず、「開店休業」状態が続いています。【注⑧】
色々な問題点を抱え、次々に決めなければならないことが山積している状況であるにも関わらず……です。
あまりにも管政権には危機感がなさすぎます。
これ以上、悪影響が拡大しないよう早急に首相を交代させるべきでしょう。


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■■■ 【注】 ■■■

【注①-A】
 ※参考URL:退陣時期、2次補正、再生エネ法、公債特例法の「成立が一つのメド」
【注①-B】
 ※参考URL:「3法案不成立なら…?」の質問にも、8月末までの退陣は明言せず
 ※参考URL:菅首相、質問求める怒声振り切り退席…両院総会
 ※参考URL:「3つの課題 残された時間、完全燃焼」と首相
 ※参考URL:首相、「一定のめど」3条件の法成立に協力要請 両院議員総会
【注①-C】
 ※参考URL:菅首相、質問求める怒声振り切り退席…両院総会
 ※参考URL:首相に350議員の冷ややかな目…民主両院総会
【注②】
 ※参考URL:退陣条件「2次補正・2法案成立がメド」首相
【注③】
 ※参考URL:仁義なき引き抜き工作 亀井氏の釣り針に引っかかったのは…
 ※参考URL:禁じ手人事、お構いなし 民主党内反発「最後の悪あがき」(1/2)
 ※参考URL:禁じ手人事、お構いなし 民主党内反発「最後の悪あがき」(2/2)
【注④】
 ※参考URL:禁じ手人事、お構いなし 民主党内反発「最後の悪あがき」(2/2)
 ※参考URL:「野党の態度硬化は非常に厳しい」 野田氏、菅首相の人事を批判
 ※参考URL:安住氏「法案、責任持てない」…人事に党猛反発
 ※参考URL:「頭下げお願いが筋」なのに…野田財務相嘆く
 ※参考URL:「申し訳ない」民主・安住氏が自民・逢沢氏に陳謝 自民・浜田氏引き抜きで
 ※参考URL:「菅首相は8月末を待たずに退陣」 玄葉氏が期待「後かたづけの術を考える必要」
 ※参考URL:原口前総務相「花道、自分で作るものでない」
 ※参考URL:菅首相引き続き支えるも「これ以上はできない」 江田氏、冷ややかな見方も
 ※参考URL:民主・平田氏、浜田氏起用に「逆効果」「無節操な人とは与しない」
 ※参考URL:延長国会早くも暗礁 自民「一本釣り」に猛反発 与党から首相への恨み節続々(1/2)
 ※参考URL:延長国会早くも暗礁 自民「一本釣り」に猛反発 与党から首相への恨み節続々(2/2)
【注⑤】
 ※参考URL:仁義なき引き抜き工作 亀井氏の釣り針に引っかかったのは…
 ※参考URL:自民・谷垣氏「首相は暴走」と対決姿勢鮮明に 公明・山口氏も「協調的機運ぶちこわし」
 ※参考URL:自民・逢沢氏「被災地支援機運を菅首相自ら破壊」 自民参院議員、総務政務官起用で
 ※参考URL:「申し訳ない」民主・安住氏が自民・逢沢氏に陳謝 自民・浜田氏引き抜きで
 ※参考URL:退陣3条件成立「そんな時間はない」 自民・逢沢氏
 ※参考URL:みんな江田氏「法案成立しなければ、首相は永遠に居座りか」
 ※参考URL:延長国会早くも暗礁 自民「一本釣り」に猛反発 与党から首相への恨み節続々(1/2)
 ※参考URL:延長国会早くも暗礁 自民「一本釣り」に猛反発 与党から首相への恨み節続々(2/2)
 ※参考URL:たち日・園田幹事長「首相の脱原発解散発言、本当に浅はか」
【注⑥-A】
 ※参考URL:菅首相解散言及は「不見識」 松本復興相「民自公嫌いだ」発言釈明求める 自公が一致
【注⑥-B】
 ※参考URL:菅首相解散言及は「不見識」 松本復興相「民自公嫌いだ」発言釈明求める 自公が一致
 ※参考URL:復興相の「嫌い発言」に自公猛反発
 ※参考URL:復興相の「民主・自民・公明嫌いだ」発言追及へ
【注⑦】
 ※参考URL:8月末までに政権公約作成 自民・石破政調会長
 ※参考URL:解散示唆「あの人はやりかねない」と谷垣氏
【注⑧】
 ※参考URL:国会「開店休業」…延長後1週間で審議ゼロ
 ※参考URL:民主、7月5日からの審議を要請 自民は回答保留
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